私のＥＮＤ 〜BTS〜

＊ ページ20

SGside



俺は罪な男。



妹が苦しい思いをした事を利用して、自分のモノにしようとしてる。



いつも、俺は言っている。



SG「お前には俺がいるんだから他の奴はいらないだろ？」



『でも、女の子じゃないけど、少しは友達欲しいから。』



そう言って何人も男友達を作る。



友達なんか、いらないだろ？俺がいるんだから。



ましてや男。



ふざけるな。



いつもそう思うけど、まあサラが言うならって心の中で流してた。









そしてある日、



『オッパ！私、彼氏出来た！』



最初は、今すぐ別れろって言いそうになったけど。


SG「おめでとう。成長したな。」



そう言って頭を撫でた。




その日から二週間後。



サラが泣きながら帰って来た。



俺はすぐサラに事情を説明させた。



どうやら彼氏が浮気していたらしい。



サラを抱きしめて、背中をさする。



サラは、俺の胸の中で泣いている。



でも、俺はサラが見えていない所で笑った。





その次の日、学校ではサラが日本人という噂が広がっていた。



それを広めたのは、サラの彼氏の浮気相手。


サラからは、たくさんの人が離れて行った。


サラは彼氏からも振られ、遂には男女問わずいじめられている。



サラは、いじめてくるのが女子だけでなく、元男友達もいたのが更にショックだったのか、登校拒否になってしまった。



サラは高校生。



でも、俺はもう就職してたからサラから話を聞いた時には凄く嬉しかった。



それに、俺が就職してからは二人で、同居してたから都合が良かった。



SG「サラ。もう俺以外の奴には会うな。サラを愛してあげるのは俺しか居ないんだよ。俺だけで良いんだ。それに、サラも俺だけで充分だろ？」



そう問えば、首を縦にコクンと頷く。



SG「もうサラは、俺しか愛さなくて良い。俺の存在しか知らなくて良い。俺もその分サラだけを見てサラだけを愛するから。」



これでサラは俺のモノ。


俺の事だけを見て、


俺だけを愛する、


俺だけのサラ。



君は、君の全ては、俺だけのモノ。



ー 君の全ては俺だけのモノ ＥＮＤ ー

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