2017.5.4 ページ8
#Ren side
レッスン終わり、俺は久しぶりに
気晴らしとして街を歩くことにした。
街と言っても、渋谷とか原宿とかの
大都会ではなく、落ち着いたところ。
バレる可能性も低いし
ゆったりできて暇つぶしにはちょうどいい。
交差点を曲がり、行き先もなくただ歩く。
と、しばらくしたところに
雰囲気のいいカフェがあった。
カランコロンと音を立てて開いたドアの先には
規則よく並んだオシャレな机と椅子。
「いらっしゃいませ。こちらへどうぞ」
男性店員に案内され、席に座った。
こんなところあったんや。
「ご注文お決まりになられましたら
お呼びください」
深く頭を下げた店員は奥に消えていった。
周りを見ると中学生や高校生はいない。
仕事の出来そうな大人っぽいOLが
パソコンに何かを打ち込みながら
コーヒーを飲んでたり。
仲の良さそうな年配のご夫婦が
向かい合って笑顔で話していたり。
大学生がイヤホンをつけながら
参考書に線を引いていたり。
全然騒がしくないし
BGMも耳障りじゃない。
いい所見つけちゃった。
そんなに人がいっぱい来るわけではないけど
通ってしまうような人気店
と、言ったところかな。
一通り周りに目をやってから
メニューを開いた。
思ったよりも値段は高くない。
むしろ安いくらいや。
パンケーキとかパフェとか
インスタ映えしそうなメニューが多い。
もっと人が増えるのも時間の問題か。
廉「すみませーん」
人見知りもあって、
自分でもつっこみたくなるほど
小さな声で店員を呼んだ。
でもちゃんと聞き取ってくれた店員が
こちらに小走りで向かってくる。
さっきの男性ではなく、今度は清楚な女性。
銀色で丸いお盆を腕と腰で挟み
ポケットからメモとペンを出してきた。
廉「コーヒー1つ。ミルクありで」
洒落たものは頼まず、無難なコーヒーにした。
「ご注文は以上でよろしいでしょうか？」
廉「はい」
そう返事をしながら
顔を上げて店員の顔を見る。
その瞬間息が止まりそうになった。
相手も同じように驚いていて
ペンが手から滑り落ちる。
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kahon - 良いですよね＾＾ (2019年4月30日 23時) (
レス) id: 0e3b0babab (このIDを非表示/違反報告)
かすたーど(プロフ) - kahonさん» 再びコメント嬉しいです！私はきしれんが好きです♪ (2019年4月30日 2時) (レス) id: 3719d2f160 (このIDを非表示/違反報告)
kahon - キンプリ、みんな色んな個性があってとても面白いですよね＾＾なんかお姉ちゃんが教えてくれるんですよ。作者さんは、どのコンビが好きなんですか？しょうれんとかいいですよね＾＾ (2019年4月29日 16時) (レス) id: 0e3b0babab (このIDを非表示/違反報告)
kahon - こちらこそ、こんな最高の作品にそして、作者さんに出会えて良かったです。これからも期待してます＾＾ (2019年4月29日 16時) (レス) id: 0e3b0babab (このIDを非表示/違反報告)
かすたーど(プロフ) - kahonさん» 最高級に嬉しいです！！そう言ってくださる方に出会えてよかったです（≧∇≦） (2019年4月29日 15時) (レス) id: 3719d2f160 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かすたーど | 作成日時：2019年3月4日 23時
