Secret Girl ~Sho~

2023.5.30 ページ40

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廉「それより紫耀、時間大丈夫か？」




紫耀「あ、やっべ」




勇太「今度は間に合うように行けよ」




紫耀「うん。こっちに着くまでに行くよ」




海人「大事なもの忘れちゃダメだよ？」




紫耀「大丈夫、ちゃんと持った」




玄樹「大切な人と久しぶりに会えるんだもんね」




優太「紫耀から話聞いたときは

びっくりしたけど、応援してるから。

男らしく胸張って行けよ」




紫耀「ありがとう。行ってきます」






大切な人を迎えに行くために

俺は楽屋を出た。




メンバーからの暖かい応援を受けながら

今までずっと大事に持ってきた想いと一緒に

マネージャーの車に乗り込んだ。









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今日はちゃんと間に合った。




Aが帰ってくるまで20分ほど。




周りを見渡すと

別れを惜しんで抱きしめ合っているカップルや

お父さんに おかえり、って駆け寄る子どもが。




あの日以来、Aとは会ってないけど

Aを忘れることなんてなかった。




ジャニーズという職業上

恋愛を世間に知られるのはよろしくない。




けど俺はAを愛さずにはいられない。




Aのことを一生かけて

守り抜きたいって思ってる。

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