2018.2.27 ページ36
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『紫耀くん…！』
紫耀「Aごめん。
今までずっと思い出せなくてごめん。
辛い思いさせて、待たせて本当にごめん」
『謝らないで…』
思い出してくれたんだ。
7年間ずっと忘れていたことを
紫耀くんは思い出してくれた。
それだけで嬉しかった。
紫耀くんは私の肩を抱いて強く引き寄せた。
『紫耀くんありがとう。
思い出してくれてありがとう。
ずっと大好きだったよ』
紫耀「Aのこと、もう絶対忘れない。
もう絶対離したりなんかしない。
帰ってくるまで待ってるから
だから、あっちで頑張って」
『……待っててくれるの？』
紫耀「当たり前だろ。
今度は俺が待つ番だよ。
その間俺もKing & Princeとして
たくさんの人を笑顔にする」
『もうこれで終わりだと思ってた……
でも、紫耀くんが待っててくれるなら
私も全力で頑張るよ。
世界で有名なパティシエになって帰ってくる。
あと、デビューおめでとう』
紫耀「ありがとう。
あ、そうだ。最後に、これ」
紫耀くんがポケットから出してきたのは
クマのストラップ。
紫耀「お守り」
あの日と同じ。
手術を受けることを打ち明け、
紫耀くんがまだ私を忘れていなかった
最後の日と同じ。
あの日からこのストラップが
ずっとお守りだった。
『……うん、大事に持っとく』
私が紫耀くんから受け取ったとき
２回目のアナウンスが流れてきた。
もう時間がない。
『まだまだ伝えたいことたくさんあるけど
帰ってきたら全部話すね。
だから、私のこと忘れないで。
もう、1人にしないで』
紫耀「A……」
今までの不安が溢れて
思わず 1人にしないで、なんて言ってしまった。
紫耀くんは切なそうに眉を下げると
私の後頭部に手を回して
グッと紫耀くんに近づけた。
紫耀くんと、２回目のキス。
涙のせいで少ししょっぱいそのキスは
今までで1番甘くて切ない時間だった。
紫耀「愛してる」
『私も』
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kahon - 良いですよね＾＾ (2019年4月30日 23時) (
レス) id: 0e3b0babab (このIDを非表示/違反報告)
かすたーど(プロフ) - kahonさん» 再びコメント嬉しいです！私はきしれんが好きです♪ (2019年4月30日 2時) (レス) id: 3719d2f160 (このIDを非表示/違反報告)
kahon - キンプリ、みんな色んな個性があってとても面白いですよね＾＾なんかお姉ちゃんが教えてくれるんですよ。作者さんは、どのコンビが好きなんですか？しょうれんとかいいですよね＾＾ (2019年4月29日 16時) (レス) id: 0e3b0babab (このIDを非表示/違反報告)
kahon - こちらこそ、こんな最高の作品にそして、作者さんに出会えて良かったです。これからも期待してます＾＾ (2019年4月29日 16時) (レス) id: 0e3b0babab (このIDを非表示/違反報告)
かすたーど(プロフ) - kahonさん» 最高級に嬉しいです！！そう言ってくださる方に出会えてよかったです（≧∇≦） (2019年4月29日 15時) (レス) id: 3719d2f160 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かすたーど | 作成日時：2019年3月4日 23時
