2018.1.15 ページ20
#Sho side
紫耀「ごめん、お待たせ」
行きつけの個室で先に待っていた廉。
廉「紫耀、何飲む？」
紫耀「とりあえず水でいいや」
廉「ん、りょーかい」
荷物を置いて向かい合って座る。
紫耀「話すときがきたの？」
廉「うん、でも俺の話
最後まで何も言わんと聞いて」
紫耀「…うん」
廉「あるところに、1人の男の子がいました。
その子はイケメンでかっこよくて
なんでもこなせて完璧な子でした。
そんなある日、男の子の前に現れたのは
名古屋から来た2つ上のゴリラでした。
ゴリラは男の子以上になんでもできて
かっこよくて天然でアホで
みんなからとても愛されるゴリラでした」
俺か…？笑
廉「そんなゴリラをいつも見つめる
女の子がいました。
ゴリラはまだその子の存在には気づかず
多分男の子の方が先に女の子を見つけました」
女の子はあの、マスクの子。
廉「それから2年ほど経った頃、
ある日偶然男の子と女の子が出会いました。
女の子はゴリラのことが好きなのに
俺は女の子を好きになってしまいました」
もう、“俺”って言っちゃってるじゃん……
廉「さてここで問題です」
廉の声が微かに震えているのがわかった。
廉「ゴリラはこの後どうしたでしょうか？」
俺の中の絡まった何本もの糸が1本解れた。
この間ボソッと謝ってきたのは
きっと廉があの子のことを
好きになってしまったからだ。
紫耀「……ゴリラは
女の子を探す旅に出ました」
廉「……正解」
紫耀「本当はゴリラも女の子のことが
本気で好きになっていました。
ゴリラは多分、女の子と昔会ったことがあります。
でもなぜか思い出せません。
だから必死で探しました。
どこかにいるはずの女の子を」
廉「……大正解。
そして、男の子は女の子にフラれました。
女の子はゴリラのことが好きだから。
でも女の子はゴリラと会おうとはしませんでした」
廉の言葉が何を表しているのか。
今ならなんとなくわかる。
廉「紫耀、あの子に会いたい？」
紫耀「会いたい」
いつの間にこんなに好きになったんだろう。
声も1度しか聞いてないくらいなのに
どうしてキミを想うと、
こんなに胸が痛いんだろう。
そのとき、頭の中である声が響いた。
__________紫耀くん、またね……
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kahon - 良いですよね＾＾ (2019年4月30日 23時) (
レス) id: 0e3b0babab (このIDを非表示/違反報告)
かすたーど(プロフ) - kahonさん» 再びコメント嬉しいです！私はきしれんが好きです♪ (2019年4月30日 2時) (レス) id: 3719d2f160 (このIDを非表示/違反報告)
kahon - キンプリ、みんな色んな個性があってとても面白いですよね＾＾なんかお姉ちゃんが教えてくれるんですよ。作者さんは、どのコンビが好きなんですか？しょうれんとかいいですよね＾＾ (2019年4月29日 16時) (レス) id: 0e3b0babab (このIDを非表示/違反報告)
kahon - こちらこそ、こんな最高の作品にそして、作者さんに出会えて良かったです。これからも期待してます＾＾ (2019年4月29日 16時) (レス) id: 0e3b0babab (このIDを非表示/違反報告)
かすたーど(プロフ) - kahonさん» 最高級に嬉しいです！！そう言ってくださる方に出会えてよかったです（≧∇≦） (2019年4月29日 15時) (レス) id: 3719d2f160 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かすたーど | 作成日時：2019年3月4日 23時
