【あんスタ】あの日常が戻ってきた瞬間に来てしまった女の子5 (ページ23)

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第219話ページ23

さっき寝るって言ってたな……
どこかにベッドがあるのだろうか

まぁ、いっか……

着いたら分かるだろうと思い、私はそのまま運ばれることにした

抱えられて数分後、零は目的の部屋に着いたのか歩くのをやめた
そして、私を抱いたまま器用に左手でドアを開けた

ドアを閉めると、数歩歩いてしゃがみ込んだ

私のすぐ側でギィっと音が鳴った

なんの音だろう？

すると私は何かの上に寝かされた

なんかふわふわしてるなぁ
もしかしてこれがベッドなのかな……
私がそう思っていると

零｢よいしょっと｣

零の声がやけに近くに聞こえた
まさかと思って恐る恐る目を開けると、零が一緒に寝ようとしていた

そして零は私の視線に気づいたのか、ホッとした顔を見せてきた

零｢おや、起きてしまったかのう｣

『起きてしまったかのうじゃないでしょ！なに一緒に寝ようとしてんのよ！この馬鹿！』

そう言って私は零を蹴った

零｢馬鹿って酷いじゃろ！それにさっき一緒に寝るって言ったじゃろ！｣

『それは、零が勝手に言ったことで私は寝るなんて一言も言ってない！てか本当に寝る人がどこにいるのよ！』

零｢ここにおるけども｣

『この変態っ！！』

そう淡々と言ってのける零に私はポカポカと零を殴る