【あんスタ】あの日常が戻ってきた瞬間に来てしまった女の子5 (ページ17)

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第213話ページ17

『れ、い』

そんなわざとらしく空気を読めないふうに装う零の優しさに私は本当に泣いてしまいそうで、私は思わず両手で顔を覆う

零｢そうじゃろ？A｣

『(コク、コク)』

きっと零は、わざと言ったのだろう
私が困らないように
私は声に出したら、嗚咽が出そうになるので零に合わせるようにゆっくり頷いた

零｢……なにがあった？｣

『(フルフル)』

私は零の言葉になにも言えずただ首を振る

零｢A……｣

困ったような零の声が聞こえる
ごめんね、零。ごめんなさい

泉｢ちょっと朔間｣

零｢なんじゃ、瀬名くん｣

瀬名先輩の返事をした零の声はいつもより低い声をしていた

泉｢その子、朔間の知り合い？｣

零｢それがどうかしたか｣

そう言って零は私を抱き寄せた

泉｢どうかしたって、その子一体なん(そんなのおぬしに関係ないじゃろ)なっ！｣

瀬名先輩の言うことが分かったのか、零は瀬名先輩の言葉を被せた

するといきなり私に浮遊感がおとずれた