253華 ページ10
『本当に、思っているのに……いい名前だって
なのに、なんで？』
実久里 ｢……A｣
そう言う私の背中を撫でる実久里様
『ごめん、なさい、お姉ちゃん、実久里、様……』
ごめんなさいと私は何回も謝る
実久里 ｢Aは悪くない、悪くないんだよ｣
『ひっぐ、ひっぐ、うぅぅぅ……』
私はその日、寝るまでずっと泣いていた
その間、実久里様はずっと抱きしめてくれた
私が泣き止むまで、ずっと……
〜回想終了〜
黄玉 ｢水葉様、水葉様！｣
『え？』
黄玉 ｢どうされましたか？｣
『どうしたって？』
心配そうに私を見てくる黄玉花魁
黄玉 ｢ボーッとしていらしたので、なにかあるのかと｣
『あぁ、ごめんごめん。何もないよ』
そう笑って誤魔化す
黄玉 ｢それならいいんですけど……｣
『これ、本当に貰っていいの？なんか高そうだけど……』
黄玉 ｢もちろんでありんす、これは水葉様のためだけに用意した物でありんすから｣
そう笑顔で言ってくる黄玉花魁
『僕だけの……ため？』
黄玉 ｢あい、考えたくはないんですけれど……もし、水葉様が受け取ってくれなかった場合、捨てようかと思っていたところなので……｣
そう言ってチラリと私を見てくる
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明桜(プロフ) - 奏さん» ありがとうございます！これからもゆっくり更新していくので、よろしくお願いします！ (2022年10月2日 11時) (
レス) id: b4587a2f8b (このIDを非表示/違反報告)
奏 - わわわ、更新嬉しいです！続き楽しみにしています!!! (2022年10月2日 11時) (レス) id: ede5190494 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明桜 | 作者ホームページ：nhatev-hdfs miri1
作成日時：2022年9月18日 16時
