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268華 ページ25
そして2つ目が、この僕の宝物にしている簪だ
これをくれたお礼と言えば、水葉様は黙ってしまった
ん？どうしたんやろ？
名前を呼ぶと、水葉様は苦しそうな顔で誰にでもあげてることになると言ってきた
確かに、花魁から物をあげることなんてない
てか、あること自体がないんかもしれん
だから水葉様が何を言おうとしてるのが分かった
それを言わせないために、僕は水葉様の言葉を被せた
違うのは、他のお客様になんかプレゼントをしてないってことや
僕がプレゼントをするのは君だけ、君だけなんよ
そのことを言えば、なおのことだと言ってくる
そ、それは、そうやけど……
仕方ない、こうなったら！
僕は水葉に近づいて、なかば強引に押し付けるようなかたちで渡す
拒否権がないように、名前を呼びながら近づく
それと同時に水葉様が焦ってるようにも見えた
そしてついに水葉様が貰うと言ってくれた
ほんまに！？
僕が確認するとまた焦ったように離れてと言ってきた
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明桜(プロフ) - 奏さん» ありがとうございます！これからもゆっくり更新していくので、よろしくお願いします！ (2022年10月2日 11時) (
レス) id: b4587a2f8b (このIDを非表示/違反報告)
奏 - わわわ、更新嬉しいです！続き楽しみにしています!!! (2022年10月2日 11時) (レス) id: ede5190494 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明桜 | 作者ホームページ：nhatev-hdfs miri1
作成日時：2022年9月18日 16時
