ねぇ、誰か私を見て。2

第92話 ページ47

諦めるんかいっ

『もうちょっと粘ってくれてもいいんじゃない？』

ラギー「そぉッスか？」

『そうだよ』

2人で笑いながら話していると下から声が
かかった

レオナ「……おい」

『何ですか？レオナ先輩』

レオナ「……別に」

いや、用もないのに話しかけてくるんですか

ラギー「何スか、レオナさん？レオナさんも話に混ざりたいんスか？」

シシシッと笑いながらラギーは
レオナ先輩に聞く

レオナ「馬鹿言うな」

レオナ先輩は、イラつきながら言う

『ふふっ』

私はそのやり取りを笑って見てた

レオナ「なに笑ってんだよA」

ラギー「なんスかA？」

『ううん、楽しいなと思って』

レオナ「楽しいってなんだよ」

『まぁまぁ
てか、そろそろ本気で起きてください』

『私、次飛行術の授業なんですよ』

レオナ「サボれ」

『また、そんな無茶振りを』

ラギー「A、諦めた方がいいっすよ
それに……」

それにと言って、私の方を指さした

指をさした方に私は目線を向けた

私の腕にに先輩の尻尾が絡みついている

うわっ

先輩はニヤリとこっちを見ている

『ちょっと、先輩』

レオナ「なんだよ」

『離してください』

レオナ先輩は、寝たフリをきめてきた

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