【あんスタ】あの日常が戻ってきた瞬間に来てしまった女の子11

第519話 ページ25

一彩 ｢僕もお手洗いに行ってくるよ｣

『うん』

そう言って一彩も行ってしまった

『なに話していいか分からん』

うん、藍良がいたから良かったものの

藍良がいない今、なにを話せばいいか分からない

こはく ｢Aはん｣

『ん？』

こはく ｢さっき、一瞬だけ元気なくなってたけどなんかあったん？｣

『っ！！』

こはくの言葉に私は驚く

まさか見られているとは思っていなかったから

こはく ｢気のせいやと思ったんやけど……｣

『…………』

こはく ｢そうは見えんくて｣

あぁ、こはくには分かってしまうのか

『こはくは鋭いねぇ』

こはく ｢…………｣

私はそう言いながらこはくを見る

こはくは眉を下げていた

『こはく、今から聞くことに正直にこたえてくれる？』

こはく ｢なんや？｣

『私がアイドルでもないのに、なんで夢ノ咲学院にいるのか気にならない？』

こはく ｢っ！！｣

私の言葉にこはくは目を見開きしばらく考え込む

こはく ｢…………｣

『…………』

なんて言われるだろうか

やっぱり気になると言われるだろうか

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