万事屋の私は神のせいでヒーロー目指すことになりました【ヒロアカ】×【銀魂】 (ページ32)

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番外編．５月５日ページ32

私はそのやり取りをまたもやボーッと眺める。

すると何故か、何故かわからないけど数日前のゴリラの言葉を思い出す。

ーー誕生日？

――そう！５月５日はトシの誕生日なんだ！だから祝ってくれないか？

――何で俺たちがあんな税金泥棒を祝わなきゃいけねーんだ。

――そうアル！あんなマヨ祝っても何の特にもなんないネ！

――まあ覚えてたらおめでとう位はいっとくよ。ねぇ新八？

――うん、そうだね。

――さすが俺の未来の弟だな！

――誰が弟だァァ！このゴリラァァァ！

(そっか今日土方の誕生日か。)

そう考えもう一度ケンカをしている土方を見てみる。

すると私の心のなかにある感情が芽生える。

この感情は・・・

(え、土方誕生日なのに仕事している上に沖田の面倒見なきゃいけないの？可哀想ッ！)

同情だった。

余りにも可哀想なので私は何かあげるものはないかと探すがなんにもない。頭を抱えていると団子が目にとまる。

(あ、これでいいや)

私はまだ口をつけていない団子が持つと土方を呼ぶ。

「土方！」

「あ？なんだ？」

そこにはボロボロになった土方が。大方沖田にバズーカでも撃たれたんだろう。

「ハイ、これ。」

私は土方に団子を渡す。

「なんだこれ？」

土方は私と団子を交互に訝しげな目で見てきた。

「ほら、今日誕生日でしょ？」

「・・・何でしってんだ？」

「ゴリラがこの前言ってた。」

「近藤さんか・・・」

土方ははぁとため息を吐く。

「まあとにかくおめでとう。誕生日も仕事なんて大変だね。」

「ああ。ありがとな。」

そういってそっぽを向く。

だが耳がほんのりと赤い。

こういうのになれていないんだろう。

私はニヤニヤしながら見ていると、

チャキ
「死ね土方コノヤロー」

沖田はバズーカを撃ち、土方は飛んでいく。

「あーあ。」

沖田が心なしか怒っていたのはなぜだろうか。

団子が欲しいならいってくれたらあげたのに。

まあ、いっか。

そう考え私は団子を口にいれた。

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どうでしたか？
終わり方が微妙ですね。
次から本編です。