万事屋の私は神のせいでヒーロー目指すことになりました【ヒロアカ】×【銀魂】 (ページ49)

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40．50m走ページ49

50ｍ走

最初は50ｍ走。

私はどうやらお茶子と走るらしい。

「よろしくね、お茶子！」

「うん！」

「はいじゃあ始めるぞー。ヨーイ、スタート」

銀ちゃんのやる気のない声とともに私は思いっきり地面を蹴りあげゴールまで飛んでいく。

「A、2秒68」

「お、3秒切った」

「喜んでないでどけ。次のやつが来るだろ」

「ハイハイわかりましたー」

土方の言葉に少しイラつきながらも退くと

「すごいねAちゃん！私なんて7秒台だし····」

走り終わったお茶子が話しかけてきた。

「いやいや、私の個性が運動能力に特化しているだけだし、お茶子はもっと他のことでその個性を生かせばいいよ」

そうやって言ってみるとお茶子は「そうだね、ありがとう」と言って他の人の方へ行ってしまった。

そして暇になった私は次に走っている人たちを見る。すると走っていたのは沖田と神楽。二人は互いをにらみ合いながら走っていた。すごい勢いで。

いや何やってんの二人とも。周りのみんなが引いてるよ？てゆか沖田は4歳もしたの神楽にむきになってんじゃないよ。

「二人とも、4秒09」

そんな風に考えていると二人は同時にゴール。

「チッ、テメーと一緒とか今日は最悪だねィ」

「それはこっちのセリフアル」

「おい、そこ喧嘩すんな」

相澤が睨みを効かすと二人は唾を吐き捨てた。

態度悪いなｯ！

私は口角をひくつかせていると神楽がやってくる。

「A凄かったアルな！」

「そう？じゃあ勝負も私が勝っちゃうかもね、沖田」

「····」

そう、今私たちは四人で勝負している。買ったやつが負けた誰か一人に命令すると言うもの。

私は沖田の方を見ながらニヤニヤしていると沖田は機嫌が悪そうに顔を歪ませる。

その顔にまたもや私はニヤニヤすると「次眼鏡が走るぞ」と話題を変えてきた。

まあ確かに新八が走るっぽい。でもなんか緊張しているみたいだ。さっきの相澤の言葉がプレッシャーだったのかな。そんな気にしなくていいのに。大変だねぇ。(他人事)

しょうがない····

「ああ、あんなところにお通ちゃんがー(棒」

ゴールの方向を指差すと新八が砂ぼこりを撒き散らしながら走った。

「·····志村、4秒98」

「お通ちゃん！どこ！？」

「いや、うん、気のせいだった。うん」

自分でやっといて普通に引いた。

記録
A:2秒68

沖田:4秒09

神楽:4秒09

新八:4秒98