69．箸が砕け散った ページ35
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「で、結局お前は大丈夫なのかよ？」
沖田を呼び、ご飯を食べ始めたところで唐突な銀ちゃんからの質問。
「めちゃくちゃ血吐いてたし、」
「またツンデレかよ」
「素直に心配だっていえばいいのに……」
「おっさんのツンデレほど需要のないものはないアルな」
「うるせぇぞてめえら！あと姉妹揃って同じ事いってんじゃねぇよ！」
またもやツンデレな銀ちゃんに対し上から土方、新八、神楽の順で続く。
そういやいつもは真っ先に煽りにいく沖田がなにもいってねぇな。どうしたんだろ。
てか、
私は口のなかのご飯を飲み込むと口を開く。
「さっきもいったけどむしろ元気だし。そういえば轟にもおんなじこと聞かれたわ」
「は、誰だそれ？」
「銀ちゃん自分のクラスの生徒くらい覚えておきなよ……ほら、私らのクラスの体力テスト二位のさ、イケメンだよ！」
ﾎﾞｷﾎﾞｷﾎﾞｷｨｯ
私が質問に答えた瞬間、鳴るはずのない音が室内に響く。
そしてその音の出所は……真っ二つに折れた銀ちゃん、神楽、沖田の箸だった。
いや、なにやってんの？
私がそんな質問をする間もなく、神楽がゆらりと私に近づく。
「A、轟って誰アルか？」
「だから私らのクラスのイケメンだって！見た目ウルト〇マンだけど！保健室から教室に向かってる途中に曲がり角でぶつかってさ！転んだ私に大丈夫か？って！マジで少女漫画かよって思った……」
ｺﾞｼｬｺﾞｼｬｺﾞｼｬｧｯ
今度は箸が砕け散った。
マジでなにしてんの？
「轟、そいつがAをたぶらかしたやつアルか……」
「まあ俺はAに何かあったらハゲに殺されるし。しょうがなくだよしょうがなく」
「まあどちらにせよその轟ってやつァ……」
「「「殺すか」」」
「マジなんなの？」
「気にすんな」
「気にしなくていいと思うよ」
◻
ご飯も食べ終わり夜も更けた頃、私はベッドに潜り込む。
いやあ、やっぱりベッドは最高だな。押し入れの何倍もいい。
てかマジでさっきのなんだったんだろ？
新八に「最悪の場合僕らが全力で止めるから」って言われたけどマジで意味わからん。
あ、そういえば……Ｍの言ってた3日後って明日だな。
気をつけてって言われたけどなにを気をつけるんだよ。
ちゃんと説明しろよ。これだから神(笑)は……
『(笑)つけんなっていってますよね？いい加減にしないとあなたの存在消しますよ?』
「……」
なんか幻聴聞こえたんでとりま、寝る！！！
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雲隠れ - え、嘘っ！終わっちゃった… (2021年6月1日 23時) (
レス) id: 9c937fba5d (このIDを非表示/違反報告)
りおねる(プロフ) - カナメさん» 変身遅くなってすみません！！ありがとうございます！全然更新できていませんが頑張ります！ (2019年4月2日 14時) (レス) id: 5844c235da (このIDを非表示/違反報告)
カナメ - この作品凄く面白くて大好きです!!これからも更新頑張って下さい! (2019年3月29日 22時) (レス) id: 162b64b089 (このIDを非表示/違反報告)
りおねる(プロフ) - フラン(スマホ)さん» ありがとうございます！これからは更新が遅くなると思いますがよろしくお願いします！ (2019年2月26日 19時) (レス) id: 5844c235da (このIDを非表示/違反報告)
フラン(スマホ)(プロフ) - コメント失礼します。銀魂とヒロアカのコラボ、凄く好きなので嬉しいです！ギャグも面白くて、サクサク読めちゃいます笑これからも頑張ってください！ (2019年2月25日 18時) (レス) id: f2d071ed58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りおねる | 作成日時：2018年7月30日 12時
