63．槍でも降るのかね ページ29
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「やっと着いた···」
私の目の前にはとても大きな教室の扉。
方向音痴なりに頑張ってここまできた私を誉めてほしい。
授業はとっくに終わってるしみんなもう帰っちゃってるかな。
そう思いながら大きさのわりに軽い扉をスイーッと開ける。
「あ！Aちゃん！」
私が開けた瞬間にそういったのは透。
透の言葉に教室にいたみんなは私の方を注目する。
てかみんないるの？
「ホントだ！Aちゃん！」
「お前大丈夫なのか！！」
「無理してない？」
「みんな心配してたんだぞ！」
「う、うおぉ···」
一気に私に押し寄せ次々と言葉を並べてくみんなに思わず変な声を出してしまう。
「A！！！」
グガゴッ
「ゴオフッ！！」
腰に衝撃が入り私は先程とは違った変な呻き声を出す。
私は恐る恐る自分の腰に視線をうつすとそこには泣きじゃくる神楽が。
「か、神楽」
「Aーー！！！」
うん神楽、さっきから私の名前しか叫んでないから。他にもなんかいってるけど泣きすぎてわかんないよ。
そんな風にちょっと困惑していると新八と沖田が近づいてくる。
「Aちゃん大丈夫なの！？」
「あ、うん大丈夫。全然元気」
新八が私にくってかかるのに対して私はさらっと答える。
「あれだけ無理しないでね、っていったのに血吐くまでやって！あんまりみんなを心配させちゃダメだよ！！」
「ごめんってお母さん」
「誰がお母さんだァァァァ！！」
だってお母さんにしか見えないし。新八の前世は絶対お母さんだね。(？)
「おい」
一人で自己完結してると新八の隣にたっていた沖田が口を開く。
「テメェあんま心配させんじゃねぇ」
．
．
．
ん？
沖田の言葉に私は目を点にする。
「···何お前、デレ期？」
「何いってんでィ。喧嘩売ってんのかテメェ」
沖田はいつものポーカーフェイスはどうした？ってくらいに顔を歪ませる。
「いや、だってお前がそんなこというなんて···明日槍でも降るのかね」
「なめてるだろィ」
「でもホントにみんな心配したんだからね！」
「そうだぞ！」
私たちの間にわってはいりそういったのは三奈とえっと、
「君名前なんだっけ」
なかなかに失礼な発言。
前にも言ったけどこれが私なので仕方がない。
「ああ、そういえば自己紹介してなかったな！俺、切島鋭児郎！よろしくな！」
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雲隠れ - え、嘘っ！終わっちゃった… (2021年6月1日 23時) (
レス) id: 9c937fba5d (このIDを非表示/違反報告)
りおねる(プロフ) - カナメさん» 変身遅くなってすみません！！ありがとうございます！全然更新できていませんが頑張ります！ (2019年4月2日 14時) (レス) id: 5844c235da (このIDを非表示/違反報告)
カナメ - この作品凄く面白くて大好きです!!これからも更新頑張って下さい! (2019年3月29日 22時) (レス) id: 162b64b089 (このIDを非表示/違反報告)
りおねる(プロフ) - フラン(スマホ)さん» ありがとうございます！これからは更新が遅くなると思いますがよろしくお願いします！ (2019年2月26日 19時) (レス) id: 5844c235da (このIDを非表示/違反報告)
フラン(スマホ)(プロフ) - コメント失礼します。銀魂とヒロアカのコラボ、凄く好きなので嬉しいです！ギャグも面白くて、サクサク読めちゃいます笑これからも頑張ってください！ (2019年2月25日 18時) (レス) id: f2d071ed58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りおねる | 作成日時：2018年7月30日 12時
