管理者の娯楽 ページ21
Noside
どこまでも黒い空間、そこにはいくつものモニターのようなものが浮いている。
そのモニターの目の前の背もたれがある椅子に座っているのは管理者、Ｍだ。
彼女はいつも通り無表情だったが、少し焦っているようにも見えた。
そんな彼女に近づく人物が一人。
「こんちは、先輩」
そういったのは燃えるような真っ赤な髪と眼をした男。顔は中々整っており、真っ黒な袴のようなものを着ていた。
「···貴方どうやって入りました？」
Ｍはそこまで驚いた様子がなく、静かに振り返る。
そしてＭの質問に対して男は答えた。
「頑張ったス。
あんた△△△さんがきてから警備厳重にしたでしょ？俺でも1日はかかったスよ〜」
と語尾を伸ばしながらいう男にＭは珍しくため息を吐く。
「貴方ホントにめんどくさいですね、□□□さん」
「それあんたにだけはいわれたくなかったッスよ」
そういって男、改め□□□はＭの横まで移動する。
「···質問変えますけど貴方はどうしてここに？」
モニターから目を離さずに聞くＭ。
それに対して男は間抜けた声で説明を始めた。
「いやー、今管理者の間で話題になってて···またあんたがやらかしたって。面白そうなので来てみたッス」
「ホント貴方は軽いですね」
「だからあんたにはいわれたくないッス。それより△△△さんはいないですけど··もしかして殺しちゃったッスか？」
おもしろそうに聞く□□□にＭは気にした様子もなく言う。
「まさか。私がそんな人に見えます？ちゃんと封印しておきましたよちょっと待ってください、出すので」
そういってごそごそと辺りを漁り始めたＭ。
「ちゃんと封印しとくって何スか？ちょっと意味が···」
□□□はそこまで喋るとＭが置いたものを見て絶句する。
「ほら、ちゃんと封印しました。サバ缶に」
そう、そこには何の変鉄もないサバ缶があった。
いや、サバ缶って何だァァァ！？もっとカッコいいものに封印してあげて！！哀れすぎるわ！！！
ここに新八がいたらそうツッコミを入れるだろう。
だが、
「俺はミカン缶の方が好きなんでミカン缶にしてくださいッス。ほら、ミカン缶の方が容量でかいし」
それをしないのが彼である。
「ダメです。これだけは譲れません。私はミカン缶よりサバ缶の方が好きです」
そして彼女も彼女である。
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雲隠れ - え、嘘っ！終わっちゃった… (2021年6月1日 23時) (
レス) id: 9c937fba5d (このIDを非表示/違反報告)
りおねる(プロフ) - カナメさん» 変身遅くなってすみません！！ありがとうございます！全然更新できていませんが頑張ります！ (2019年4月2日 14時) (レス) id: 5844c235da (このIDを非表示/違反報告)
カナメ - この作品凄く面白くて大好きです!!これからも更新頑張って下さい! (2019年3月29日 22時) (レス) id: 162b64b089 (このIDを非表示/違反報告)
りおねる(プロフ) - フラン(スマホ)さん» ありがとうございます！これからは更新が遅くなると思いますがよろしくお願いします！ (2019年2月26日 19時) (レス) id: 5844c235da (このIDを非表示/違反報告)
フラン(スマホ)(プロフ) - コメント失礼します。銀魂とヒロアカのコラボ、凄く好きなので嬉しいです！ギャグも面白くて、サクサク読めちゃいます笑これからも頑張ってください！ (2019年2月25日 18時) (レス) id: f2d071ed58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りおねる | 作成日時：2018年7月30日 12時
