50．無理だよアレ！ ページ11
·
「やっと家ついた！」
ここは家の前。
あの後銀ちゃんたち四人は先に帰ったみたいで、私は沖田と二人で下校した。
苦痛だった。
「お前の感想は聞いてねェ」
「ただいまァ！」
「無視かよ」
私は沖田の声を聞こえないふりをし、元気よく玄関を開けた。
だが数秒後、私は後悔しする。
このタイミングで玄関を開けたことを。
「帰ってきたな二人とも」
「お帰りアル！A！」
「夕飯は俺たちで作っといたぜ」
部屋に入り、目の前のテーブルの上に乗っていたのは、
卵かけご飯、
「すいません、止められませんでした··」
申し訳なさそうに目をそらす新八。
「····新八、沖田、カモン」
私は静かに沖田、新八と一緒に廊下へ出る。
パタン
二人が外へ出たのを確認し、一息吐くと、
「どぉうすんだよコレ！！！」
床を叩いた。
「普通に無理じゃん！無理だよアレ！卵かけご飯はともかくあの二つは食べれねぇわアレ！餌は無理だわ！」
「いや、俺は卵かけご飯も食べたくねェ」
「何お前？神楽のご飯が食べれないって言うの！！？？」
「ちょっとまた喧嘩しないでくださいよ！！！それよりこの状況を打破する方法を考えましょう！！！」
私たちがまた喧嘩を始めるところで新八が止めに入る。
ふぅ、危ない。顔面殴るところだったわ。
「····まず私はアレを食べたくない。だからアレはあの二人に食べてもらうとして今日は他の人のは私が作る。ここまでいい？」
二人が無言でうなずくのを確認し続ける。
「それでこれからなんだけど、新八、私、沖田ので当番を回していけばいいと思うの。二人ともそこそこ料理はできるでしょ？」
「ああ」
「まあ一応····」
「よしじゃあそれで！」
私はそういうと扉を開け、銀ちゃんたちに声をかける。
「三人とも！夕飯のことなんだけど銀ちゃんと土方は教師で忙しいだろうし神楽はまだ子供だし私たち三人でご飯作ることにしたからよろしく！」
「やったアル！私Aのご飯好きだから嬉しいネ！」
神楽は安定のかわいさ。
そして残りの二人の反応は、
「そうか悪いな。まあでも今日は土方スペシャル食べろよ」
「宇治銀時丼もな。神楽も卵かけご飯みたいな栄養のないものじゃなくてこっち食べろ」
「いらん」
「いりやせん」
「いらないです」
「いらないアル」
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雲隠れ - え、嘘っ！終わっちゃった… (2021年6月1日 23時) (
レス) id: 9c937fba5d (このIDを非表示/違反報告)
りおねる(プロフ) - カナメさん» 変身遅くなってすみません！！ありがとうございます！全然更新できていませんが頑張ります！ (2019年4月2日 14時) (レス) id: 5844c235da (このIDを非表示/違反報告)
カナメ - この作品凄く面白くて大好きです!!これからも更新頑張って下さい! (2019年3月29日 22時) (レス) id: 162b64b089 (このIDを非表示/違反報告)
りおねる(プロフ) - フラン(スマホ)さん» ありがとうございます！これからは更新が遅くなると思いますがよろしくお願いします！ (2019年2月26日 19時) (レス) id: 5844c235da (このIDを非表示/違反報告)
フラン(スマホ)(プロフ) - コメント失礼します。銀魂とヒロアカのコラボ、凄く好きなので嬉しいです！ギャグも面白くて、サクサク読めちゃいます笑これからも頑張ってください！ (2019年2月25日 18時) (レス) id: f2d071ed58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りおねる | 作成日時：2018年7月30日 12時
