喧嘩 5 ページ7
「あっ、クラウンさん！
自己紹介したいみたいですよ。この子神影さんと同じ新入りちゃんなんです。紙でお話しする、面白い子なんですよー」
自分も自己紹介がしたいということに気がついたリタが、神影に話しかけた。
神影は一度クラウンの方を見て頷くと、クラウンはペンと紙を前に出し、丸っこい字を書き始めた。
「｛どうも、クラウンジュエルです。奇病は無声病です。新入り同士、仲良くしてください。｝」
どうやら彼女も�狄憩�り�瓩世辰燭茲Δ澄�
こんなに可愛らしい子が、どうやったら囚人になるのだろうか？
「よろしく……」
とりあえず挨拶を済ませる。
5舎のみんなは、最後に残った人物に目を向ける。神影もみんなが目を向ける人物に目を向けた。
「ほら、アンタも自己紹介…」
光瑠が「やれやれ」と言った、困った表情を向ける。
まるで不良のような男。
なぜか隅っこにいるし、やたらとクマが付いている。
男は誰かの強い目線を感じたのか、一度軽い舌打ちをかます。
「_______________カタルシス」
それだけ。それだけしか、カタルシスと名乗る男は何も言わなかった。
その様子に、すぐさま反応したのは初めに自己紹介をしてくれた芳だった。
「感じ悪っ」
一言。たった一言なのに、それは一瞬で5舎の空気を歪める言葉だった。
芳とカタルシス。両者が睨み合う。
「何、文句あるの？」
「いや別に？」
火花をばちばちと散らしている二人。
看守からはくぐもった笑い声が聞こえる。
「ｱﾊﾊﾊﾊ……き、気にしないでくれ。神影。
いつものことなんだ。そのうち慣れる」
「慣れる慣れないっていうかー無理やり慣せられるって感じですけどねー？」
「{リタさん、火に油を注ぐようなこと、言っちゃダメですよ？}」
「ごめんなさいですー」
笑顔で二人を罵るリタの言葉と、それをわざとなだめるような(実際は無自覚)な言葉に、芳とカタルシスの二人は睨み合いながらも、黙ることにした。
だが、時々目が会うごとに舌打ちをするのはどうかと思うが。
(日登さん…5舎のこといいように言ってましたけど、苦労してるのはこっちもです………！)
＿＿＿＿こうして、新たな囚人『神影』が加わったのだった。
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ふてんにぶおんぷ(プロフ) - お久しぶりです！私も受験勉強で、なかなかウラツクにそれなかったんですが拝見させていただきました。相変わらず素敵です。キャラがみんな可愛らしい･･･。お互い勉強頑張りましょうね！ (2018年12月31日 2時) (
レス) id: 7ca422baae (このIDを非表示/違反報告)
愛情様のお通りだっ！(プロフ) - よろしくお願いします！！！ (2018年10月17日 20時) (レス) id: 87d10c86a7 (このIDを非表示/違反報告)
ふてんにぶおんぷ(プロフ) - たらスパさん了解です。今後とも宜しくお願いします! (2018年10月17日 1時) (レス) id: 6a49c456d5 (このIDを非表示/違反報告)
愛情様のお通りだっ！(プロフ) - クラウンちゃん可愛い… (2018年10月13日 15時) (レス) id: 87d10c86a7 (このIDを非表示/違反報告)
たらこすぱげってぃ(プロフ) - 白夜の幻想者さん» ありがとうございます！！ (2018年10月6日 21時) (レス) id: 5b791fe09d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たらスパさん x他2人 | 作成日時：2018年9月17日 16時
