ON？OFF？ ページ39
あなたside
それから�睫擇�んと薮くんは
運転を変わって
薮くんが、１人ずつ家まで送ってくれた
光は薮くんの家に泊まるらしく
私の後ろの座席で爆睡中
私の隣にいた涼介は
手をぎゅっと握ったりしたりして
喧嘩した次の日とか甘えてくる癖がある
私に対しての優しさなんだと思う
もう優しくしないでって
思ってしまう自分がいる
山「薮くんここで大丈夫！
ありがとね」
手を離すと、手荷物をまとめた
見慣れたコンビニに車を止めた
私も、一緒に降りた
薮くんは運転席のウィンドウを開けてた
薮「全然いいよ、気いつけて帰れよ」
山「女の子じゃないんだから心配ご無用」
薮「はいはい、じゃあな」
そう言ってから、ウィンドウを閉めてた
山「A…あんな事してごめん
俺、どうかしてたんだと思う」
「私こそ、ごめん…」
山「また明日、おやすみ」
「うん、おやすみ涼介…」
私は助手席に乗り込み
車の中から手を振るとニコっと
笑って振り返してくれた
私ちゃんと笑えてたかな
涼介が指を指してきたから
助手席側のウィンドウを開けると
山「おやすみ…！！
光くんにもよろしく言っといて！
薮くんもまたね！」
見覚えのあるコンビニ近くで
涼介は降りると遠ざかっていく私がのる車に手をふると家路へと足を勧めた
−−−−−−−−−−−−−−−−−
今日は久しぶりに実家に戻ることにし
流石に涼介と一緒にいる訳にもいかなかったし
正直、心に整理を付けたかった
明るいネオンが目立つ街
高い高層ビルの間をすり抜けていく
車の免許も持っていなかったから
聞き覚えのある音楽が新鮮な気分だった
薮「なあ、A？」
「なに…」
薮「お前らどうするつもりだよ
光に気持ち伝えられたんじゃねえのか」
「はあー、薮くんは何でも知ってるんだね
私どうしたらいいかんか分かんない…
けど、涼介を裏切りたくない…
って思うのと光がまた私のこと
思ってくれてるって思うと
よく分かんなくなっちゃった」
ハッキリしない自分でも苛立ちを覚えた
怒られてもしょうがないと思う
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作者名：葉月 | 作成日時：2017年4月30日 23時
