忘れもの_ 3 Y.Hika Y.Ryo (ページ37)

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ON？OFF？ページ37

あなたside

「おっ、あったあった…」

玄関先に本当に置きぱなしのジャケット

有岡くんってお洒落だよね
イマドキの男の子の服って感じだし

けど大体短パンなのは気になるところだけど

トントン…

音をする方を振り向くと
光が立っていた

「どうしたの、忘れもの？」

光「いや、そんなんじゃないよ

A、忘れもんしてたから」

光くんから財布を受け取った
忘れものいつまで経っても治らない

光との出会いを思い出させた

「ああ、財布…ジュース買うのに

お金なきゃどうすんのってね、ありがと…」

光「昨日は悪かった、俺のせいで

あれから大丈夫だった？」

多分、光は分かってるんだと思う
かなり大きい声で喋っていたし
寝ていなかったら気づくのも当然だ

それに、光くんのせいじゃないし
私がハッキリしないから起きてること

「うーん、大丈夫！！

それに涼介と私の問題だし

心配かけちゃってごめんね」

光「いや、全然…大丈夫…」

「ちゃんと…答え出すから…」

光「ごめんな…」

どっちみ答えを出さないといけない
涼介や光にこんな顔させているのは
紛れもない、私なんだ