ON?OFF? ページ32
あなたside
暗闇から徐々に薄らと顔を出し
あの大好きな穏やかな雰囲気はなかった
そうまるで、ロボットのような…
「りょ、涼介…」
八「山田…」
この状況を撤回しようと
玄関にあがり少しテンパる光
光は涼介の目の前にいたけど
涼介は光の後ろにいる私から目を
離そうとはしなかった
何だか全て見透かされてるような気がして
私は目を思わず逸らした
山「それで、何しに行ってたの?」
優しく微笑んでいるのが
私にとっては逆に恐怖に感じた
ここで光に切り出させるのもおかしい
きっと私に向かって言ってる言葉だから
私はふたりの間に立ち
表情を伺った
「りょ、涼介…これは私が」
涼介を見るとその目は
私の好きな笑顔の時にする目ではなく
嫉妬している時
怒っているときにする表情をした。
元はと言えば、私が光の手を
掴んでしまったから私が
涼介を裏切ったんだ…
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作者名:葉月 | 作成日時:2017年4月30日 23時