ON ページ19
貴女side
私は前のスマホを取り出して
光の宛先を探した
毎日のように電話をしたスマホ
涼介と付き合うようになってから
そのスマホを使うのが何だか嫌で変えた
メールのアイコンを押す
ここは敬語?それともタメ語?
けど向こうは記憶ないし
私が誰なのか曖昧なままなのだろう
とりあえず同窓会に誘った…
けど、中々返事が来なかった
「涼介…、同窓会あるんだけど
行ってもいいかな…?」
隣同士、ソファに座りテレビを見ていた
今日は何だかボディタッチが多い
急に甘えてきたり、ドSになったり
涼介はコロコロと表情を変える
山「えー、男いんだろ?」
涼介は人一倍嫉妬深くて
一歩間違えたら束縛男
だから、あんまり涼介の前では
男の子とは関わらないようにしてた
「そりゃね、同窓会だし」
山「行くなって言ったらどうする?」
「無視して行く…」
山「…っぷ、いいよ?行っても
言っとくけど、帰り遅くなったら
.
.
容赦しないからな…」
いきなり、顔を寄せて
耳元で囁いてきた
「も、もう、本当近いから…」
パシっと顔を軽く叩いて距離をとった
山「何照れてんだよ?今更」
何だか、涼介に内緒で…
光に会いに行くために
同窓会に行くと思ったら
何だか胸が苦しくなった
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作者名:葉月 | 作成日時:2017年4月30日 23時