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貴女side









前には薮くんと有岡くん
隣にはケーキを美味しそうに頬張る涼介









涼介と有岡くんはずっと
ゲームの話をしているけど
薮くんは一向に話には入らない









なんだ、この画は…
すごく帰りたい…







隣の涼介はそんな私も気にもせずに
普通にカフェを堪能してるし









山「なあ!あっちのテラス行こ!」









テンションが上がってきたのか
外の夕日が見えるテラス席を指さした









有「いいな!行こ!

薮くんたちはどーする?」









薮「俺は、パス

Aはどうすんの?」









そう質問する彼からは
ここに残れ…という無言の合図が
あったかのように感じた









「私もいいや、遠慮しておく」






有「おっけ、じゃあ山田行こ」









2人はデザートと飲み物を
持ち立ち上がりテラス席へ座った
それを確認するかのように話かけてきた









薮「行かなくて良かったのか?」




「なんか話があるんでしょ…」









彼と話すときは強気でいないと
本心が全て読み取られそうで
怖いから…









薮「単刀直入言うけど








光のことはもうどうでもいいか?」









「今更、何言ってんの…?


私は涼介が…」










薮「光…




記憶取り戻しそうなんだ

萌が色々光に吹き込んでるらしくて

光もかなり苦しんでる」









前も言ってた、萌ちゃんが
昔の記憶をすり替えてるって




萌ちゃんが光に言ってることは
嘘だってことも光は気づいてないのだろう









「薮くん…、私」




薮「同窓会、もうすぐやるから来いよ



気が向いたらAから
光を同窓会に誘って欲しい…



光、メアド変わってねえから…
迷惑なのは分かってんだけどさ」









同窓会、20歳になった私たち
高校を卒業してから1度だけあったが
私は参加出来ずにいた









「私、光のために何もしてあげれない

きっと思い出しても…」









薮「光のためだけじゃない…


お前のためでもあるんだ…」









薮くんからの頼み事は
これが最初で最後だった

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設定タグ:八乙女光 , 恋愛 , Hey!Say!JUMP   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:葉月 | 作成日時:2017年4月30日 23時

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