OFF ページ16
貴女side
山「A…!!」
学校を飛び出し勢いのまま歩いた
山田くんは私の腕を引いて
顔を向き合わせた
「ご、ごめん…」
山「A、何があったか教えて…
ちゃんと俺にも話して欲しい…」
私の手を引き人通りの少ない道に入った
ベンチに座わるよう促された
山「前の彼はさ、どんな人だったの?」
多分、山田くんは純粋に聞きたいって思ってる
人のことをよく見ている彼だからこそ
聞いてくれたんだと思う。
私のあの様子からして
あの中にいるって目星は付いてるはず…
「川みたいな人だった
どんどん先に進んで行っちゃうの
彼、事故にあっちゃって記憶喪失で
私…、忘れられちゃった」
山「A…」
視界がぼやけてくるのが分かる
山田くんがどんな顔でどんな気持ちで
話を聞いてくれてる…?
「忘れられるなんてウケるよね…
本当っ…、、、」
山「無理して笑うな…」
耳元には涼介の顔があって
涼介の逞しい腕が背中に回った
「な、なんで…そんな優しくするの」
身体を離して、私の頬に流れる涙を
軽く親指で拭き取った
山「だって俺、Aの事好きだから
色々、抱え込んでてもいいから
俺のとこ来てよ…」
「…けど、私まだ…」
光への想いがある…
山田くんは私の全てを分かったように
山「いいよ…
今は好きじゃなくても
絶対、好きにさせるから」
「バカなんじゃないの…?
ナルシスト…チビッ」
山「…付き合おう?A」
私は、心の鍵を彼に開けもらった
貴方の優しさに何度救われたか
涼介との恋は穏やかで温かい恋だった
作者から
読んでいただきありがとうございます
感謝の言葉しかでてきません
JUMPちゃんもQRコードのチケに
なってしまったんですね…
先払いじゃなくなったのが有難い!!
ちなみに私は和歌山か城ホか三重参戦です!
どうでもいいわって…(笑)
引き続き、評価かお気に入り
宜しくお願いします
125人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:葉月 | 作成日時:2017年4月30日 23時