OFF ページ13
貴女side
山田くんと仲良くなるのも
思いの外早かった
あれから、山田くんとは
電話やメールを頻繁にする仲にもなって
今日いきなり、映画見に行こ!って
連絡があったりした
まあ、奢りだし行くか…
返事を打ち返して、私は下校の準備をした
廊下から女の子たちの黄色い声援が響いた
山「A〜!、来ちゃった…」
他校の制服を見に包む山田くん
その周りには女子…
てか不法侵入
私立だから学校のルールは厳しい
先生に見つかったらやばい…
山田くんの腕をとり
誰にも聞こえないように端にきた
「何で来てんの…?不法侵入だよこれ!」
私の腕を取り、ぐっと距離を縮めた
そして耳元に顔を近づけた
山「Aに早く会いたかったから…」
腕を離して
私の様子をニコニコと笑顔で伺ってきた
なんかペース持っていかれてるし
「ホ、ホストか…!!
もう…、すぐ用意終わるから待ってて」
山「分かった…」
そう言ってスマホを取り出し
しばらく画面と向き合っていた
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作者名:葉月 | 作成日時:2017年4月30日 23時