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貴女side
薮くんが教えてくれたのは、
私の家の近くの病院らしい
私を送り届けた後に
事故にあったのは確実
薮『お前送った後に
車と事故ったらしくて
それで光、重体らしいんだ…』
薮くんから発する言葉が
イマイチよく分かっていなくて
けど、今行かなきゃ後悔するって思った
病院の前に辿り着いた
いつもと変わらない病院なのに
この時は、なんでか不気味に見えた
伊野尾くんが病院前の周りを
キョロキョロと見渡していた
私は駆け足で伊野尾の近くに行った
「い、伊野尾くん…！！」
伊『Aちゃん、行こう…』
息の切れる私を見つけて
手を引っ張り病院の中へ入った。
物静かな病院
当たりは明かりが
うっすらと付いているぐらい
通りすぎて行く医者やナース
その人達を見ると余計に
現実味が増してきた
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作者名：葉月 | 作成日時：2017年4月30日 23時
