僕たちの恋の記録。 (ページ1)

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高校2年生ページ1

高校2年生ときいて思いつくのはどんな言葉だろうか。

青春？恋愛？

いや、そんなのはマンガやアニメの世界からの勝手なイメージだ。

私は坂間A。今日から高校2年生。
彼氏いない歴=年齢。恋愛経験はほぼゼロ。
部活は顧問が嫌いでやめた。

「あ～～～始業式なっが、、、、」
長くて退屈な始業式を終え、体育館から教室へ帰る途中。

「A！同じクラスでよかった！また1年間よろしくぅ！！！ってなに？！げっそりじゃん！」

声をかけてきたのは作ちゃんこと作間龍斗。小学校から同じで親同士も仲がよく、なぜかいつも同じクラスになる。作ちゃんは男の子だけど私の親友なんだ。

「作ちゃんおはよ～よろしくね～、、いや、始業式長くなかった？？！」

「あーA退屈なの嫌いだもんね、、。俺は普段と周りのメンバーが違うのおもしろくてキョロキョロしちゃった笑」

作ちゃんは長身でクールな見た目とお茶目な中身のギャップで人気者だ。
おまけに女の子からもすごくモテる。なのに彼女はいない。本人に聞いたら「部活に集中したいから」なんて言ってた。

「いやでもほんとに作ちゃんいてよかった～友達みんな違うクラスで、、」

「俺も俺も～」

「いや作ちゃんはたくさんいるでしょ友達！！」

なんて話しながらようやく教室に帰ってきた。

「はーい席ついてー。プリント配りまーす。」
私達とほぼ同時にこんな声が教室に入ってきた。今年の担任は化学の麻生先生らしい。

いよいよ高校2年生としての1年間が始まる。