mackenyu world

▽ ページ3

(you side)





✱







一緒にリビングへ行くと、
何やら手にモノを持ってることに気づいた。


『なにそれ〜』

「ん？なんだと思う」

『見てわかる。笑 ケーキ！』



正解〜っていいながら、
満面の笑み。

あ〜ほんっとに可愛すぎ。




「食べたい？」

『もちろんっ』



そこで何やら考える顔をする真剣佑氏。

お主何を企んでいるんだ？



「さっきの言葉聞いてからがいいなぁ」

『…え、なんのこと？』

「約束したでしょ？」


oh.ソンナヤクソクシマシタネ…


『でもまだそれはさ〜』


キャラ違うし恥ずかしいよ。うん。


「じゃあいらない？」

『いやいる！』



せっかく買ってきてくれたんだもん。



『もーその顔やめてよ。笑』



うるうるした目で見ちゃってさ。
さすが演技派…

こういう時ずるいよなぁ。



「3・2・1？」

『無駄に発音良すぎ！自分のペースで言いますから』

「ははっ、分かったよ。」



もうこの際恥ずかしさなんて捨てちまおう。



『…好き』



いつもドキドキさせられてる反撃も込めて…
少し恥ずかしさも込めて…

出来たのは耳元で言うくらい。



「……」

『え、ちょっと。無口は困っ』

「はぁ…」


思いっきり抱きしめられたワタクシ。

心臓ドッキンって変な音なったけど？大丈夫？


『どうしてため息？』

「…だめ。ほんとに可愛すぎ」


…珍しいっ！！こんなこというまっけん珍しい！！

だから顔みたくて横見ようとするけど 完璧阻止。




『ずるくない？ねぇ、ずるくない？』



自分ばっか照れた顔隠すんですか？

それはずるいよ〜？



「ずるくない」

『あっ、耳赤い！』

「気のせい」




この人ったら…
女の私より可愛んだから…








✱

艶っぽい、まっけん。→←お久しぶり、まっけん。

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