mackenyu world

▽ ページ18

✱





それから1ヶ月程達、笑ってコラえてのことなど
すっかり忘れていた。



「洗濯物手伝おうか？」

『ううん。いいの！テレビ見てて』



ソファーに座るまっけんを、ゆっくりさせ

テキパキと服をたたむ。あと数枚…ってところで、



「え、A映ってる！なんで？」



嫌な汗が出てきました。

テレビに映ったのなんて アレが最初で最後…


(まずい！！)



『あ、あのね、これは…』



急いでリビングへ行くと、既に不機嫌な彼。

遅かった。もう大体の紹介が済まされてる。




「誰これ」



ごめんなさい。まじで今回のは私が悪い。



『１から説明すると、久しぶりに連絡来てどうしても話したいことあるからって』


「なんだったの？要件」


『うーん、特に大事な話はなかった』


「はぁ…」


テレビを消して ため息。しかも凄く深いやつ。



「あのね、A。鈍感すぎ。
大事な話があるならまず 先に少しは伝えるし…」


『うん』


「大した要件もなかったなら、それはただ向こうが会いたかっただけ。」


『え、でもそれはないよ。
別れた理由も酷かっ…たし』



んんん？おかしいぞ。


どんどん顔から優しさが消えてる。




「…付き合ってたとは聞いてないけど」



…はい、墓穴掘りました。



『ごめん、ほんとごめん！』

「こっちの気持ちも分かる？しかも元彼…」



重々承知してますっ。

私も嫌だもん、まっけん元カノと会ってたら。







✱

▽→←笑ってコラえて、まっけん。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す