mackenyu world

笑ってコラえて、まっけん。 ページ17

夜桜マイ様 リクエスト





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先輩ちょっと今から会える?




電車を乗り継いで、渋谷に来た頃。

懐かしい高校の先輩から連絡が…


その先輩とは ほんの３ヶ月くらい付き合ってたことがあり、恥ずかしい話 初恋の人でもある。



Aどうしましたか?




連絡なんてよっぽどのことがない限りとらないし、

久しぶりでドキドキしてしまう。




先輩話したいことがあって。




(うーん。)


でもここで行ったら、まっけん裏切ることになっちゃう。




先輩もしかして用事とかある?


Aいや、ないんですけど…


先輩あぁ、彼氏に迷惑かけちゃうもんね。


先輩ほんの五分くらいでいいんだけど、無理そう?



ね、粘り強い…

さすがにお世話になった先輩ということもあり、断りきれず。



先輩もうちょっとで着く!



おっけーしちゃいました。

まさか、あんな形でまっけんに知られるとわね…




「突然すみません。笑ってこらえての者ですが」

『え？私ですか…？』



渋谷の分かりやすいところで、待ち伏せしていると

驚くことにテレビ取材。


さすが大都会なんて思っていれば、


「はい。待ち合わせの旅なんですが…
誰かお待ちになってますか？」


『ま、待ってます』



人生初の取材。
きっと彼なら上手に交わすであろうが、私にそんな能力はなく…



「待ち合わせ同行させてください」



オワタ…

何でよりによってこの日に。



「待ち合わせする方は？」

『…高校の先輩です。』



淡々と進められる質問を、とにかく答えるしかなく、

結局先輩が到着してしまった。


頭の中では、真剣佑になんて言おうか…

そればかり。


「こちらが、高校の先輩の？」

『はい。そうです』

「びっくりした、取材されてたから。笑」



まっけんには到底負けるけど…

高校の時よりかっこよくなってる。



「これからは？」

「ちょっとお話するだけです。ね？」

『そうですそうです』



もう明らかに焦ってた私だったが、無事終了し

結局話ってのも特にはなかった。


…何のために呼ばれたんだろ？








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