遅めの、青。（2）

62 ページ13

その日はゆっくり休んで

次の日からは普通に出勤できた




A「いってきます」




誰もいないリビングに挨拶をする







･









･



先輩「大丈夫？？体調は戻った？？」


A「はい、すみませんでした」







午前10時、


中学2年生の女の子が入院することになった







病名は



A「子宮頸がん」


担当医を任された私は明らかに動揺してたと思う







先輩「Aちゃんに任せた意味を

ちゃんとわかってほしいの」








･









･




A「今日から木村雪菜ちゃんの担当医に

なりました、本多Aです」



雪菜母「よろしくお願いします」



雪菜「よろしくお願いします！」




キラキラした目




その目を見つめると

昔の自分を思い出す







･









･





私はあのとき、目の輝きを失ったんだ

63→←61あおい

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す