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(渡辺 side)
泣き続けるAを少し待ってみると
ポツリポツリと話出してくれた
Aは俺の誕生日だから、少しでも、と
思い、いろいろ勉強してくれたらしい
俺に無理矢理からだを離されて
私じゃ俺を満足させられないと
自分の経験のなさとスキルの低さに
思わず涙が零れた、ということらしい
「別にそんなこと気にする必要ないのに」
『だって…今までの女の人に、負けたくないもん。』
「そんなに頑張らなくても、もう他の女とか
どうでもいいくらいお前にゾッコンなんだけど。
さっきのは、出そうになったから、慌てて
Aの体を離したただけで、上手い上手くない
よりも、おまえが俺のためにしてくれるってだけで
やばいから。」
Aの目をしっかり見て伝えてやれば
伝わったのか、静かに涙を流しながらも
俺に抱きついてきた
「今度は俺がAを気持ちよくする番。
…続きしていい？」
小さく頷いたのを確認して、そのまま押し倒した
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作者名：りんご | 作成日時：2022年10月14日 20時
