すの女の子２ (ページ24)

今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:13,915 hit

. ページ24

.

(白崎 side)

北斗「しょっぴーと仲良いね」

『そう…かな？まあ普段全く喋らないしね』

北斗「話したらいいのに」

『北斗ならわかると思うけど、
私たちが話してると必要以上に周りが気遣うから
話しにくくて…』

北斗「たしかにちょっと喋りづらいよな」

『うん。だから仕事場ではいつも通り。
LINEでも家でも話せるしね』

北斗「あんな優しい顔のしょっぴー初めて見たよ」

『そう？私もあんなに幸せそうな紗綾初めてかも。
愛されてるなって思ったよ』

北斗「やっぱりしろちゃんとは考えが似てるから
話してて楽だわ」

『そう言ってもらえて何よりです』

紗綾「何話してんの？」

『北斗が紗綾にベタ惚れだねって話』

後ろから抱きついてきた紗綾の腕を解くと
照れてる紗綾にもっとキツく抱きつかれた

『苦しい…。ほら、一緒に写真撮ろ？SNS用』

紗綾「撮る」

いつも通り何枚か撮って、確認していると
いつの間にか紗綾が2人も呼んで来て

紗綾「4人で写真撮ろ」

なんてカメラを準備している

紗綾「じゃあこれ、送っとくね」

『ありがとう。じゃあ帰ろっか』

逆方面の私たちは駅で2人と別れて
翔太くんと一緒に帰る

『今日はありがとう。一緒に来てくれて』

渡辺「ううん、楽しかったよ」

『タイプの紗綾に実際会ってみてどうでしたか？』

渡辺「…その質問ずるくね？」

『そう？』

渡辺「可愛かったけど、お前のがいい。」

そんなの言われたら私の負けじゃん…。

『ありがとう』

聞こえるか聞こえないかくらいの声で
そう伝えるのが精一杯だった