【knsm】狂犬、増えてしまいました【shaorn】

↓ ページ6

knside

sh「やる事は簡単や!Aについてどう思っとるか、Aの好きなもんとか、Aのこと、教えて欲しいねん!」

kn「...はぁ?」

こいつ何言うとんねん。Aのことなんか...俺が知りたいわ。そういや、Aのことについて、俺は全然知らんな...でも、こいつに情報とか渡して、恩売っといた方がええか。

kn「Aのことについてはさておき、Aの好きなもんは、家族とか、友人とか、絆やと思う。Aについては俺もあんま知らんねん。お前、なんかしっとらんのか?」

シャオロンの顔には、うっわこいつ使えへんわ。無能やなっと言う感情がバチコリと出とる。腹立つ顔しやがって...

sh「っていうか、Aの職業とか知らんの?」

kn「この家から出たことないし、ましてやAの職場とか見たことも無いわ」

えぇっと声を漏らすシャオロン。こいつは知っとんのか?その場合、ちょっと妬いてまうな...
知っとんのかと聞くと、シャオロンは

sh「Aの職業、掃除屋っていう奴らしいんや」

掃除屋...そうか、やからナイフとか銃とかやねんな。暗殺か拷問官とか、人の死に関わっとるもんやと思っとったけど、やっぱりそうなんやな。

Aのことについてしれて、少し嬉しくなり、足りなかった何かが埋まる感覚がした。なんやろう。

sh「そういや、シッマってAのこと好きなん?」

kn「ぶｯ!!」

は、はぁ!?何言うとんねんこいつ!!俺が、Aを!?好きかって!?好きやわんなもん!!心開いた時点で、Aのことは信用しとるし、こいつには何されてもええって思えるようになった。

でもこれが親愛か、恋愛的な意味なんかは、ようわからん...しゃあないやん。愛のない環境で育ってきたから、Aの愛情に触れんのが初めてやったから。恋愛なんて、知る由もなかったんや。

sh「俺は好きやで?もちろん恋愛的な意味で」

kn「へぇそうなんy...は?」

シャオロンが?Aを好き?心の中が、モヤモヤして、でもその気持ちを、俺は知らん。Aが、取られるのが嫌なんか。もしくは、家族として構ってくれなくなんのが嫌なんか...ようわからん。

ようわからん奴が、奪うなとか、俺のが好きやねん!とか、言ったらあかんよなぁ...

kn「...好きにしたらええやん」

モヤモヤする心を読書で沈めようと、本の方を向き本を読む。でも、いくら本を読もうと、イライラは沈まんかった




リクエスト、ありがとうございましたァ!byヤンマー

【リク】風邪引いた→←【リク】お留守番

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す