【knsm】狂犬、増えてしまいました【shaorn】

【リク】お留守番 ページ5

knside

『今日は仕事があるから、昼には帰れないんだ。夕方には帰るよ。どんな風に過ごしてもらっても構わないから喧嘩はしないでおくれよ?』

Aは今日は忙しいそうや。寂しいけど、仕事やったら仕方ない。何か、やる気が出ることを...

sh「無理せんときや?Aおらんくなったら、悲しぃなるから...でも、頑張ってきいや!」ﾆｺｯ

こ、こいつｯなんでそんなスっと言えんねん、俺は言おうと思っても実行できひんのに。Aは、笑顔になりありがとうと言う。その姿が神々しい。お、おれもなんか言わな...シャオロンにA取られてまう!

kn「...怪我すんなよ。俺にも迷惑かかる」

違う!これやない!!もっと、頑張ってきいや!とか、無事を祈ってるで!!見たいな言えへんねん!!もっと気が利いた...シャオロンみたいに応援の言葉とか言えんのか!?

さっきから、視線を感じる。その方向をむくと、シャオロンがニヤニヤとして、口パクで

"どんまい"

言葉の裏に笑みが見える。こいつ心ん中で笑っとるやろ...こっのクソポメラニアン。死んでまえ

Aは、ふっと少し吹き出して、俺に

『(素直になれないのがコネシマらしいや)行ってきます。』

と言いドアを開け家から出ていった。

俺の横にいるポメラニアンはと言うと、さっきまで抑えとった笑みを出し、笑いながら転がり回っとった...殺したろうかなっと思ってAに貰ったフォールディングナイフを出しそうになったがこらえた。

sh「お前なんで素直になれへんの?wヒーwヒーwおもろいわァw」

このやろｯ...!!手を出そうとした時、Aの言葉が頭をよぎる

"どんな風に過ごしてもらっても構わないから、喧嘩はしないでおくれよ"

...Aの言うことはしっかり守らな。感情を抑え、前Aに買って貰っとった本に手をつける。知識はつけとくべきやし、Aの役に立つかもしれんしな。

本を読んどると、シャオロンがヒョコッと俺の肩から、顔を出す。いやキモイわ。

sh「なぁシッマ〜本なんか読まんと遊ぼうや」

俺が本を読み出すと1人で暇なのか、俺を遊びに誘う泥棒猫ならぬ泥棒犬。っていうかシッマってなんやねん

kn「なんやねんその名前」

sh「コネシマっていうのめんどいからシッマ」

は?1文字しか変わらんやろ。アホちゃう?っと思いながらも口に出せば喧嘩になるんがわかっとるからそのまま飲み込む。

無視をしていてもめんどいだけやから、しゃあなしに構ってやるわ

kn「はぁ...はよ言え。何すんのや」

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