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>>18 ページ18
死体を運ぶ
綺麗な所で死んでほしいらしい
もう、死んでるのにね
近くの海で流す事にした
流す前に彼の携帯をポケットにしまった
思い出にするらしい
波でだんだん奥に流れていく
手を合わせて
彼は
何を考えているのだろう
次の日
行方不明と皆が騒いだ
彼は
心配したフリをする
そして
あたしの嫌いな人も
行方不明になっていた
ｿﾞｸっとした
だって
あの時
彼が私の元に
駆けつけてきた時
すでに
彼の手は
あたしが嫌いな
殺したいほど嫌いな
あいつの携帯が握られていたから
確かにあれは 彼女のものだった
急いでポケットに隠したが
あたしはそれを見ていた
『あいつも行方不明なんだね』
「安心してるん？」
『少し』
「愛やから」
『守るから』
続く
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作者名：うーろん | 作成日時：2019年9月11日 22時
