流石に一旦まずったかも。 (ページ8)

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5.誰やねんお前ページ8

you side

体育館からでて近くの自販機で炭酸を買う
そして頭を回転させながらEクラスへ進む

Eクラスの校舎はA〜Dと別校舎で

A〜Dの校舎から3、4キロ離れたウサギ小屋の近くにある
まぁ、ウサギ小屋なんてEクラスへの嫌がらせにしか使われてないけど。

ウサギ小屋の近くに到着してEクラスに行こうとしたが
ウサギ小屋に見慣れない色がある

どうやら土と埃の下にノートが落ちいるらしい
可哀想だなぁ。

本当に可哀想な奴ら。
自分を伸ばすんじゃなくて他人を落とす。

そんなんだからSクラスになれないんだよ。馬鹿め。
…あぁ、天才は別か。知らんけど。

石を蹴り飛ばして通り過ぎたはずのウサギ小屋まで戻る。

ガザガザと伸び放題の草を通り抜けて
ウサギ小屋の鍵を壊して中に入る。

ノートにはC組と三枝明那と書かれたノートだった。

Eクラスの人間じゃない。
それだけでひたすらに胸糞悪さが胸に広がる。

咄嗟に炭酸水を飲み干す。

『あ”〜！最悪”、ｯ！』

別に炭酸好きじゃないけど。
何となく胸糞悪い気分をどっかに飛ばして欲しかった。

「え？急に？」

『は？』

ウサギ小屋の網に手をかけた赤いメッシュの男がくりっとした目の下に薄らと隈をつけて立っていた。
　
誰やねんお前。