流石に一旦まずったかも。 (ページ29)

今日:60 hit、昨日:331 hit、合計:122,543 hit

25.能力ページ29

Sクラスが集まる教室のど真ん中にとばされ
全員の視線を感じる。

『は、…？』

kn「助かったよ。ローレン。」

kn「ごめんね？塔さん。先生から頼まれてこちらに呼ばせてもらった。」

いつぞやの生徒会長。相変わらず薄気味悪い笑顔だ。

『…まだ始業式があって間もないのに、こんなんでいいんですか。』

『しかもEクラスの落ちこぼれまで連れてきて。』

めんどくさい。自由に行動できないじゃないか。
しかもあのローレンとかいうやつ、強引どころじゃなかったぞ。あんなの誘拐と変わらないだろ。

どうにかこの場から追い出されたくて文句をこぼす。
後ろからイラつきを感じるがまぁ気のせいだろう。

y「おーおー、塔来たか。」

『社先生。』

y「学園長からだ。不破湊を殺すな。」

お前ならできるだろうという確信した瞳。
驚きを隠せてない学園の人間共。

あー、久しぶりなようなこの感じ

y「こいつらはあくまでサポートだ。」

断りたい。とても、断りたい。
自ら手の内をバラせというのか？この教師。

『…、分かりました。ただ、絶対に。』

『私には誰にもつかないように、してください』

y「もちろんだ。増えても困る。」

r「どういうこと？」

緑仙が怪訝そうに聞く。

『手の内バラされてたまるかっての。』

知ってんのはみと先輩と景達だけで十分。

kz「…、ﾁｯ」

kz「早くしろ。ふわっちはもって20分だ。」

自分達には出来ないと悟ったのか眉間に皺を寄せながら
制限時間を伝えてきた白髪。

早くしろ？

『上等だよ、ばーか』

私を挟んで景達が並ぶ。

晴の軽い詠唱で全員に霧による能力の波の安定妨害を防ぐ。

藤士郎と景のおかげで小さな道ができた。

WA2000を召喚して軽く撫でる。
何度も呼び出して申し訳ない。

kn「学院の人に負けてられないね？」

kz「あたりめーだわ、」

2人の掛け声と共に学園の人間達が解散した。
学院の人間はもうみと先輩と景達以外全員解散したらしい。

mt「絶対に無理しないでください。」

みと先輩は心配そうにこちらを見ていたが

『私も強くなってますよ。流石に。』

mt「ならいいですけど！怪我はしないこと！分かりましたか！？」

『はい。』

じゃあよし。と呟いてみと先輩も姿を消した。
相変わらず早い。そして心配性だ。

晴と藤士郎はここに残り怪我人やらの対応になるらしい。

『いくよ。』

ng「おう。」