流石に一旦まずったかも。 (ページ27)

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23.信頼ページ27

g「Sクラスにつぐ。学院長より能力の使用を許可する。
1年を除くすべての生徒は彩雲学園に急げ。とのことです」

h「もちさんたちは？」

g「お二人とも向かわれました。」

h「なるほどね〜、じゃ俺らはゲート使っちゃうか」

お狐様のゲート、なにそれおもろい。

神隠しってとこか？

ふわりふわりと機械のような音を立てながら全員が入り終わる。

『じゃ、後ほど。』

一言お狐様に声をかけてから

私は学院の扉という扉を開けて外に飛び出てWA2000に乗りフルスピードで飛ぶ。

『私もゲート使いたかったなぁ…』

なんてひとりごちてずっと前にいるみと先輩を追いかけるのだ。

『あの人がいれば全部解決だろうにさ。』

はてさてどうしたのやら。
緊急ということはSクラス関連か能力暴走か

はたまた両方か。

先日保健室で私の腕を掴んだ様子のおかしい銀髪が頭に浮かぶ。

『あー、嫌な予感しかしねぇのな。』

母親以外男に囲まれて育ったせいか随分と口が悪くなってしまったなぁ。

なんて現実逃避を起こすのだった。

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作者より

ありがとうございます。

あと言い忘れていたのと察している人も多い思いますが、
夢主ちゃんチート気味です。