流石に一旦まずったかも。 (ページ17)

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13.5.森ページ17

？side

葛葉がどうにも気になるらしく
暇つぶし程度に森まで追っかけてみれば

BクラスましてはEクラスとは思えない
実力を持った女の子だった。

うまい具合に逃げ回り、俺らの手は空を切るのだ。

「まじか〜」

木の枝に巻かれたハンカチには
Aという刺繍が入っている。

ハンカチを取り外し回収する。

「使えるいいんだけど。これ」

色々考えつつ
そろぼち飽きてきたと思っていると

葛葉からの伝言が届いた。
どうやら森の外へ向かったっぽい。

ロレの能力は面倒いから時間稼ぎにはなるか

と思いゆっくり行くことにした。

着いた頃にはローレンはメソメソと泣いたフリをしながら

「もうお婿にいけない。」

と言っていたが

あの子はどうやらロレのカメレオン(能力)でできた空間をすり抜けていったらしい。

「イブラヒムおせぇよ」

「ごめんじゃんw」

「はいもう許さない、ぷっちーん」

「やばすぎ」

と適当に会話を交わした。

ま、俺ら4人とも逃す気はさらさらないけど。