流石に一旦まずったかも。 (ページ14)

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11.知らない知らないページ14

なぜ、私が鬼ごっこの相手をしなきゃいけないのだろう。

と森の中を駆けながら独りごちる。が割と当てはまりそうなことは何個かあり、1番の理由は多分、始業式の次の日、まぁつまり先週に起きた既読スルーのことである。

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時は4限目の終わりまで遡るのだが、

ゆうて4限目の終わり、挨拶もせず速攻で教室を出てった教師を横目で見ながら入れ違いになるように

某3人組が入ってきたのだ。それもデカデカと声を出して。

「なー、Aってやついる？」

もちろんEクラスの奴はほぼ半泣きで震えている。
そりゃそう。Sクラスが凸ってきたのだ。

殺されるかと思うよな。可哀想に。

がクラスで本を読んでた1人がAさんなら奥の席ですよ。

と言ってしまうものだから
目が合う前に窓から飛び降りたのだ。

生憎二階ぐらいの高さしかないから死ぬことはあるまい。

ま、怪我もしないけど。

にしても声は小さくともちゃんと受け答えができている。
Eクラスとは思えないほどの翠髮の美形。

別にEクラスが不細工というわけではないが。
なんともまぁ訳あり(笑)がもう1人いそうでめんどくさい。

がそんなことも言ってられない流石のSクラス。2人は普通に玄関ドアからでてきてもう1人は上の窓から降ってくる。

うざったい。と思いつつ

追いつかれまいと森の方へ逃げたのだった。

が、まぁ、冒頭に戻る。
昼休みはとうに終わったがいまだにえげつない存在感が森を徘徊している。

なんでこんなことになってしまったんだ。

と舌打ちを噛み、さっき見つけた枝をハンカチを巻きつけ反対方向に投げる。

多少引っかかってくれればいいが。

なんて思ってもないことを浮かべ森から出た、

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はずだった。