十四の怪 ─ 半分骨人間 ─ ページ19
ドンッ
つかさ「え？」
…弟さんが油断している時に攻撃できました
『さァ、弟さん！観念して私をここから出して
ください！』
早くここを出なくては…。七番様がきっと心配
してるはずです。
多分ですケド…。
つかさ「…へー！零番ってスゴイ技使うんだ
ね！ミツバより強そー！」
ミツバ「なっ！こんな根暗インキャ骨野郎と一
緒にしないでくれる！！？」
根暗インキャ骨野郎…なんてネーミングセンス
…っていうか全然効いてないじゃないですか。
『…あの、』
つかさ「ん？なに？」
ん？なに？じゃないですよ。この人…
『弟さん、なんで私を殺そうとするんです
か？皆さんにメリットないですよね…？』
つかさ「メリット…？メリットとゆーか。なん
てゆーか…うーん、なんて言えばいいんだろ
ー…」
桜「仕事の役目を果たしてないから。」
ギクッ
え？
仕事の役目を果たしてない…？
私はちゃんと仕事の役目を果たしています。
それに零番として仕事だって…なのに、なぜ
今、ギクッとしたのでしょうか…
つかさ「…」
つかさ「零番はきっと普達と居るのが楽しくな
っちゃったんだねー！だから仕事もサボり気味
になってるんだよー！元々零番は未練とかなか
ったから四番みたいに”やり続ける”ってコト
がないもんね！」
…確かに私に未練はないです。
それに生きてる時の記憶自体が曖昧だから…で
しょうか。
『…』
つかさ「(にや)」
なんででしょうか。ちょっと悲しくなってきま
した…。なぜか涙が…それに鼻水も出そう
『…ｽﾞｯ、』
つかさ「ねーねー、零番！知ってる？」
『…』
なにが、でしょうか。
つかさ「この事件は零番が仕事を放棄したから
起こった事件なんだよ！」
『え』
私が…？
つかさ「零番が囮になるのは計算ドーリ！桜が
考えてくれたよ！だから零番を誘拐したんだぁ
ー！」
『私のせいで他の怪異が襲われたんですか…』
もう申し訳ないって言葉しか出ないです…。
つかさ「あ、能力切れてるー！」
あ、ほんとです。半分骨人間じゃなくなってま
すね。あ、人間じゃなくて怪異でしたね。
『はぁ〜〜〜〜…(大声)』
ミツバ「！(ビクッ)」
さて、これからどうしましょうか。私のせいで
怪異が襲われていたのなら私にも責任がありま
す。とりあえずなにをすれば…
誰か助けに来ないですかね…
…
『ｽﾞﾋﾟｯ…誰か…』
つかさ「え？」
『誰か、た、ｽﾞﾋﾟｯ…助けて…』
ラッキーキャラクター
ヤコさん
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ゆりりん - 続き読みたい (2022年7月29日 23時) (
レス) @page22 id: 2b16648ba7 (このIDを非表示/違反報告)
れもねーる(プロフ) - さくらみるくさん» ありがとうー！とっても面白そうだなんて…！更新がんばるよー！ (2020年3月15日 23時) (レス) id: 64a9fee642 (このIDを非表示/違反報告)
さくらみるく - れもんちゃん！！とっても面白そうな作品だね、シリアス大好き…。これからも応援してるよ、更新頑張ってね〜！！ (2020年3月15日 23時) (レス) id: cab58be921 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもねーる | 作成日時：2020年3月11日 22時
