十の怪 ─ 怪異事件 ─ ページ15
花子「ねー零番、今日はホント大
事な話だから会議に参加してよー」
現在、六時間目
寧々ちゃんはお勉強中に集中していて光くんは
一所懸命体育の授業でバスケ中
『あの、私の境界に来ないで貰えます？』
花子「えーなんでー！って言うか零番の境界っ
てこの学校の教室全部でしょ！いいなー！」
『一番はこの教室ですけどね…』
花子「あっ！それより会議に参加しないなら話
だけ聞いてよ〜」
『…仕方ありませんね。なんですか？』
七番様しつこいですね…まぁ聞いて損はないの
で、聞くだけ聞いて起きましょう
花子「なんかねー最近、かもめ学園の七不思
議を狙って襲う事件が多発してるんだ。今はも
う三番が被害にあった」
『七不思議、ですか…』
七不思議を襲う…三番を襲ったならそれ以上の
怪異ってことですよね…
花子「弟にも聞いてみたんだ」
『弟？』
花子「あぁ、そう。でも弟はやってないって。
嘘はつかない正直だからやってないと思うんだ
けど…」
『…』
それが本当かどうか…ですよね
『…他の学園の怪異、ってことはありえません
か？』
花子「…その可能性は低いと思うケド、そーだ
ったらそーいう感じはして分かるしね」
『…まぁ、そーですよね』
てことは犯人は…怪異と縁を結んだ人間か三番
より上の怪異…てことですか…
花子「んで、相談なんだけど！」
『…』
やな予感しかしません
花子「囮になってほしーん…『お断りします』
花子「え！なんで！！？」
『…なんでもですよ…』
話をしているとチャイムがなり掃除の時間に
花子「あ、もうすぐヤシロが来ちゃうや」
『私も源がもうすぐ来るので出ていって貰えま
す？』
花子「冷たいなー」
すると、ガラッとドアを開ける音が聞こえた
花子「あっ、ヤシロに少年ー。どうしたの？」
光「あっ、先輩が夜道に相談したいことがある
って…」
『…なんですか？相談にのりますよ』
もしかして怪異事件かもしれないしね
寧々「あの…私に悪い男がつかないようにして
ください！！」
花子「え」
光「？」
『…』
寧々さん…大変ですね
『無理です』
寧々「えー！なんでよー！」
『なんでもです』
花子「それよりー零番と俺はこれから会議だか
らっ！てことで掃除よろしく〜」
『えっ』
なんでぇ〜！！(引きづられる夜道)
ラッキーキャラクター
ヤコさん
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 36人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆりりん - 続き読みたい (2022年7月29日 23時) (
レス) @page22 id: 2b16648ba7 (このIDを非表示/違反報告)
れもねーる(プロフ) - さくらみるくさん» ありがとうー！とっても面白そうだなんて…！更新がんばるよー！ (2020年3月15日 23時) (レス) id: 64a9fee642 (このIDを非表示/違反報告)
さくらみるく - れもんちゃん！！とっても面白そうな作品だね、シリアス大好き…。これからも応援してるよ、更新頑張ってね〜！！ (2020年3月15日 23時) (レス) id: cab58be921 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れもねーる | 作成日時：2020年3月11日 22時
