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母「 A!これも持って行って!」
「 はいはい、ちょっと待って!」
朝からバタバタと家を駆け回る私とお母さん
一階に降りて、お母さんから袋を貰った
「 何が入ってるの?」
母「 お邪魔させてもらうんだから、お菓子ぐらい持っていったらって思ってね。」
「 わ、すごい!お母さんありがとう!」
中を見ると、美味しそうなケーキが入っていた。
あ、ここまでくれば分かるかもしれないけど
今日は祐也くんのお家に 初めて遊びに行くの!
前に約束した 線香花火もするためにねっ
「 お母さん、服変じゃない?」
母「 可愛いわよ〜、Aは何でも似合うんだから 」
私の頭を撫でながら、楽しんでねって
ほんとに優しい。
ソワソワしながらリビングで待っていると
チャイム音が鳴った。
「 祐也くんだ!」
荷物を持って、玄関へ向い
バン!と勢いよくドアを開けると
驚いた顔の祐也くん。
手「 A走って来ただろ?笑 」
ふわふわと笑う姿に、キュンときて体が固まる
手「 どした?行こ?」
私の荷物を持って、空いた手を繋ぐ。
いつもの光景だけど、
なんで今日はこんなに キュンキュンするんだろう
私が玄関から出ようとした時
後ろからお母さんが顔をひょっこり出す。
こっそりニヤついてるし…恥ずかしい。
お母さんに挨拶してる祐也くんを引っ張って
足早にその場を離れた。
日差しがジリジリと照りつける中
空の下を二人で歩く。
手「 服可愛い 」
唐突にそんなことを言われて、ボッと顔に熱が集まる
祐也くんのために 一時間もかけて選びました〜なんて
…いやいや言えない言えないっ
手「 お洒落したの?」
「 …ちょっとだけね?」
手「 俺のため?」
う〜〜それは聞かないで欲しかったのに
「 ... 」
手「 ははっ、嬉しい 」
黙っていると、読み取られたのか頭を撫でられる
ほんとに何でも慣れちゃって。
その後も二人で話し歩き
手「 ここ、俺の家 」
綺麗なアパートに辿り着いた。
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葵ゆき - 1つお願いが。まだまだ新米ですが小説が書こうと思います。で、少しこのお話に似てしまうと思うのですが、このお話の名前を小説に出していいか聞きに来ました。。 お返事待ってます。 (2019年4月6日 22時) (レス) id: 4e7532b7f3 (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - きみえさん» きみえさん、コメント嬉しいです!ありがとうございます〜!!(≧▽≦) (2018年10月5日 22時) (レス) id: c5ebfa47eb (このIDを非表示/違反報告)
きみえ(プロフ) - 切ない、、、大好きな作品です!!続編楽しみにしています!!これからも応援してます! (2018年10月5日 22時) (レス) id: 07ca606d01 (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - きたにかこやまさん» きたにかこやまさん、コメントありがとうございます。無事こちらは完結しましたが、まだまだ続くのでぜひ応援してくださると嬉しいです(^_^)! (2018年10月5日 21時) (レス) id: c5ebfa47eb (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - ナナしさん» ナナしさん、何だか読まれてしまってコメントを返せずにいました。ごめんなさい。私的にこの小説はもっと続けたいので最後まで見守ってくれると有難いです。(^_^) (2018年10月5日 21時) (レス) id: c5ebfa47eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:真子 | 作成日時:2018年8月13日 2時