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………シャッ……パシャッ……
私の目を覚まさせたカメラのシャッター音
音の聞こえる方に手を伸ばすと
優しく手を掴まれた。
「 …祐也くん？」
手「 うん、おはよ 」
うっすら目を開けると
まだ携帯はこちらを向いていて祐也くんも微笑んでいた
「 …撮らないでよ 」
寝顔なんて可愛いもんじゃないのに。
私が少しムスッとすると
あやす様にごめんね、と頭を撫でられた。
…もう、小さな子供みたいに扱うんだから。
なんて考えているうちに思い出す
昨日のこと。
「 …っ！」
バッと布団をめくると何故か私はパジャマを着ていて
祐也くんに、疑問の目を向けると
吹き出して笑い始めた。
手「 Aの反応って全部可愛い。笑
昨日、あの後は俺がお風呂に入れたよ？」
「 ……お風呂に？」
手「 あのまま寝たくなかったでしょ？」
「 …ま、まあ 」
手「 照れんなよ、笑 もうAは十分見てるから 」
「 …余計に照れるからやめてよ 」
ほんと、祐也くんって
年齢はひとつ上だけど それ以外も全部ひとつ上手。
自然に甘い言葉をいう天才？
とりあえずもう起きようと
ぐーーっと手を合わせて背伸びした時
何か指に違和感があった。
なんだろう、右手…？
指を広げて見てみる。
「 …指輪 」
右手の、薬指
そこに輝いてるひとつの指輪。
手「 気付いた？」
「 … 」
やっぱり祐也くんが、
顔を上げると 俺もって右手の指を見せてきて
私と同じ指輪が右手の薬指にはめられていた。
「 …っ 」
手「 あ〜もう泣かないでよ 」
引っ付くように私の隣に座り
優しく抱き締めてくれる。
それこそ、温かさにもっと涙が出そうになるのに。
手「 このまま聞いて？
俺ね、昨日なんでイラついてたかっていうと
この指輪買った店員さんに言われたんだよ 」
「 …なに、を？」
手「 彼女さん可愛いね、って 」
「 … 」
手「 だから、俺が手を離したらすぐに誰かに取られそう。現に、反対側の歩道から狙ってる男がウロウロしてるでしょ？って 」
なんだかその言葉に引っかかることは
あったけれど体を離して
手「 ちょっと不安になった、ごめん 」
苦笑いの祐也くんに何も言えなかった
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葵ゆき - １つお願いが。まだまだ新米ですが小説が書こうと思います｡で、少しこのお話に似てしまうと思うのですが、このお話の名前を小説に出していいか聞きに来ました。。 お返事待ってます。 (2019年4月6日 22時) (
レス) id: 4e7532b7f3 (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - きみえさん» きみえさん、コメント嬉しいです！ありがとうございます〜！！(≧▽≦) (2018年10月5日 22時) (レス) id: c5ebfa47eb (このIDを非表示/違反報告)
きみえ(プロフ) - 切ない、、、大好きな作品です！！続編楽しみにしています！！これからも応援してます！ (2018年10月5日 22時) (レス) id: 07ca606d01 (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - きたにかこやまさん» きたにかこやまさん、コメントありがとうございます。無事こちらは完結しましたが、まだまだ続くのでぜひ応援してくださると嬉しいです（＾_＾）！ (2018年10月5日 21時) (レス) id: c5ebfa47eb (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - ナナしさん» ナナしさん、何だか読まれてしまってコメントを返せずにいました。ごめんなさい。私的にこの小説はもっと続けたいので最後まで見守ってくれると有難いです。（＾_＾） (2018年10月5日 21時) (レス) id: c5ebfa47eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真子 | 作成日時：2018年8月13日 2時
