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その後も色んなことを話してくれた
彼が隠していた事情をすべて知ることが出来た
こんな私でも。
「 ありがとうね、話してくれて 」
手「 こちらこそ。聞いてくれてありがとう 」
「 ううん 」
彼の過去を知って 私が思う気持ちは何も変わらなくて
ご両親を恨むとか、そういうのもない。
昔自分が虐待されてたら、大人になった時
自分の子供に同じことを繰り返してしまうとか
そんな話だってどうでもいい。
何も変わらない
ただそれだけ
「 祐也くん好きだよ 」
手「 ん、」
素っ気なく、でも凄く嬉しそうに
頭に手を伸ばして撫でようとしてくれた時
「 待って 」
その腕に見えた赤い後に 一瞬見が震えた。
「 これ 」
手「 あー、大丈夫 」
「 そんな訳ない、さっき私が振り払ったからだ 」
そんなに力が入っていたのか
私を愛してくれる彼の腕を傷付けてしまったらしい
「 ご、めんなさい…っどうしよう 」
さっきの話を聞いたばかりだからか
焦って涙が出てきそうで
今日どれだけ私は泣くんだろうなんて。
そんなことを考えていると
ふわっと体が傾いたかと思えば
目の前に
「 ...え？」
手「 泣かなくていいから、代わりに癒してよ 」
祐也くんの顔があった。
「 近いっ 」
手「 わざと 」
「 …癒すってどうやって？」
手「 Aが考えて？」
口角をあげながら
触れそうで触れない苦しい距離で話しかけられるから
吐息が当たって変な感覚になる。
しかもこんな時に限って
いつもの優しい祐也くんじゃなくて、
男？っていうか
Sっぽくなってて
「 ね、恥ずかしい 」
手「 え〜俺腕痛いんだけど〜 」
かと思えば子供のように顔を顰めて
さっきは大丈夫って言った腕を見せてくる。
何もかも上手すぎるんだけど
「 一回だけ… 」
手「 何を？」
「 ...分かってるくせに 」
手「 どうだか 」
もう彼の流れに完全に飲み込まれてて
何を言っても効かなそうだから
近すぎる彼の唇にそっと自分から触れた。
「 …はいっ 」
自分からキスするってこんなに恥ずかしいのか。
祐也くんを見てみると
何？まだこれからでしょ？
そんな顔をしていた
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葵ゆき - １つお願いが。まだまだ新米ですが小説が書こうと思います｡で、少しこのお話に似てしまうと思うのですが、このお話の名前を小説に出していいか聞きに来ました。。 お返事待ってます。 (2019年4月6日 22時) (
レス) id: 4e7532b7f3 (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - きみえさん» きみえさん、コメント嬉しいです！ありがとうございます〜！！(≧▽≦) (2018年10月5日 22時) (レス) id: c5ebfa47eb (このIDを非表示/違反報告)
きみえ(プロフ) - 切ない、、、大好きな作品です！！続編楽しみにしています！！これからも応援してます！ (2018年10月5日 22時) (レス) id: 07ca606d01 (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - きたにかこやまさん» きたにかこやまさん、コメントありがとうございます。無事こちらは完結しましたが、まだまだ続くのでぜひ応援してくださると嬉しいです（＾_＾）！ (2018年10月5日 21時) (レス) id: c5ebfa47eb (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - ナナしさん» ナナしさん、何だか読まれてしまってコメントを返せずにいました。ごめんなさい。私的にこの小説はもっと続けたいので最後まで見守ってくれると有難いです。（＾_＾） (2018年10月5日 21時) (レス) id: c5ebfa47eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真子 | 作成日時：2018年8月13日 2時
