11 ページ11
.
_______祐也side_______
頬に手を添えながら
おいひぃ〜って幸せそうな顔をするA。
お祭りの時もそうだけど、本当にこの顔可愛すぎる
手「 Aのお母さんは優しいな 」
「 ふふ、でしょ〜？」
お母さんの悪口も言わず、恥ずかしがらずに
そう言えてしまう程なんだろうな。
簡単なことのようで俺らの年頃には難しいこと。
手「 あと二つあったけど…あれは 」
「 あ、祐也くんのご両親に！」
兄弟とかいないよね？だから二つなんだけど…
だって
その為に買われたケーキなら
凄く可哀想に感じる。
俺の、
母親と父親
手「 そっか、ありがと 」
「 ううん、今日はいつ頃に帰るの？」
いつ頃
この家に帰る時間？
そんなのは
手「 Aは気にしなくていい 」
俺だってどうでもいい話
ならAにまで、言う必要もない
「 …なんで？」
手「 大丈夫だから、気にすんな 」
「 気になるよ、私祐也くんのこと全然知らない 」
手「 知らなくてもいいんだよ 」
聞いたところで、Aはどうもできないでしょ
この時俺は少しイラついていたのかもしれない。
実際言ってない俺が悪いけど
何も知らないで深入りしてくるから。
我儘すぎる自分に気付いてなかった。
勝手にAのためなんて
思っていたからかな
「 ...私なんかじゃ駄目だった？」
手「 え？」
「 そうやって悲しい顔をするの、私なんかでは助けられない？」
いつの間にか、勘違いさせて
手「 ごめん、A 」
泣きそうな顔をするから手を伸ばしたけれど
「 …ううん、分かった。もう聞かない 」
パシッと その腕は振り払われた。
空を舞って、だらんと戻ってくる腕
初めて
Aに拒絶された
手「 …A 」
「 今の祐也くん、少し怖い。怒ってるよね…？」
手「 それは、」
「 ごめんね。私のせいだ。」
Aのせい？
違うだろ。そんなはずないだろ、俺。
初めて家に来てくれて
こんなに楽しみにしてくれていたのに
どうして彼女が泣きそうになっているのか
もう一度、小さく謝ってAを抱き寄せた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 413人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葵ゆき - １つお願いが。まだまだ新米ですが小説が書こうと思います｡で、少しこのお話に似てしまうと思うのですが、このお話の名前を小説に出していいか聞きに来ました。。 お返事待ってます。 (2019年4月6日 22時) (
レス) id: 4e7532b7f3 (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - きみえさん» きみえさん、コメント嬉しいです！ありがとうございます〜！！(≧▽≦) (2018年10月5日 22時) (レス) id: c5ebfa47eb (このIDを非表示/違反報告)
きみえ(プロフ) - 切ない、、、大好きな作品です！！続編楽しみにしています！！これからも応援してます！ (2018年10月5日 22時) (レス) id: 07ca606d01 (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - きたにかこやまさん» きたにかこやまさん、コメントありがとうございます。無事こちらは完結しましたが、まだまだ続くのでぜひ応援してくださると嬉しいです（＾_＾）！ (2018年10月5日 21時) (レス) id: c5ebfa47eb (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - ナナしさん» ナナしさん、何だか読まれてしまってコメントを返せずにいました。ごめんなさい。私的にこの小説はもっと続けたいので最後まで見守ってくれると有難いです。（＾_＾） (2018年10月5日 21時) (レス) id: c5ebfa47eb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：真子 | 作成日時：2018年8月13日 2時
