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先輩の階段を上るスピードが早くて
ただ ついて行くのに必死になっていると
やっと先輩の足が止まった。
「 わぶっ 」
思いっきり、背中に顔をぶつける
手「 前見て歩け 」
「 ご、めんなさい...っ 」
ぱっと顔を上げると、そこは屋上で
完全に誰もいない。
二人っきり…
「 …やばい 」
一気に顔に熱が集まる
その瞬間、先輩が後ろを振り返って
私の顔を覗き込むと
手「 え、何？お前まだ体調悪いの？」
「 …へ？」
手「 顔赤いんだけど 」
そう言って おでこに手を当ててくる。
「 〜〜〜っ！手越先輩！」
いてもたってもいられなくて、
顔を横に振る。
手「 なんだよ急に 」
「 だからこっちのセリ…ああ…もう先輩スキンシップ多いですっ 」
ほんとに、急にこんなこと慣れてもないのに。
手「 チビは照れ屋なわけ？」
「 先輩にだけです 」
手「 …聞くんじゃなかった 」
「 えっ 」
ふーん、なんて言われると思ってたのに
先輩を見ると 少しだけ私みたいに顔が赤い
いやいやいやいや何？
これ先輩？違う人じゃなくて？
手「 見んな 」
顔を覗き込もうとする私の目を手で塞がれる
「 え〜！見たいです！！」
その手をどけようと、先輩の手に触った時
ああダメだ、もう私ほんとにどこまでも…
先輩の手にまで 恋してるみたい。
「 ... 」
初めて触ったし、男らしくて、
また顔が熱い
手「 …お前いちいち何に照れてんだよ 」
いつの間にか手が離れていて、先輩を見るともういつも通りの冷たさ。
「 先輩のことなら何でも？」
手「 馬鹿 」
「 なんとでも言ってください 」
…って、
こんな会話してるけど私達 何をしに来たの？
「 先輩？」
手「 何 」
「 ここに何しに来たんです？」
手「 なんだと思う？」
なんだと、って…
「 分かりません 」
どれだけ勉強しても、そんなの分かりません。
先輩の視線が私にうつって
手「 チビに大事なこと話にきた 」
真剣な顔でそう言った。
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ゆっぴ - めっちゃキュンとしました。 (2021年8月20日 9時) (
レス) id: 3444bbd4e6 (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - しゃねるさん» ありがとうございます〜！！！（＾_＾） (2018年8月15日 20時) (レス) id: c5ebfa47eb (このIDを非表示/違反報告)
しゃねる(プロフ) - もう…ほんとおめでとうございます！引き続き頑張ってください！ (2018年8月15日 18時) (レス) id: 2443469126 (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - しゃねるさん» しゃねるさん、ありがとうございます！おかげで完結できましたっ！ (2018年8月15日 12時) (レス) id: c5ebfa47eb (このIDを非表示/違反報告)
しゃねる(プロフ) - 真子さん» わああああ！！！おめでとうございます！！泣 はい！もうたくさんたくさんかきます！^ ^ (2018年8月15日 9時) (レス) id: 2443469126 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真子 | 作成日時：2018年7月6日 18時
