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絶対、手越先輩だ
何故かそう思って また足をばたつかせても
凉君はもっと体を寄せてくる。
キスは深くなる一方で、
終わった。そう思いながら 横目でドアを見ると
唖然とした顔で立っている
楽器を持った女の子達。
つまり吹奏楽部
...手越先輩じゃ、ない
『 あ...ごめん、なさいっ 』
一人が詰まり詰まりに話しながら
ピシャッとドアを閉めた。
...あぁ絶対勘違いされた、最悪
しかも 普通のキスじゃなかったのに
どんどん凉君に腹が立ってきて
思いっきり唇を噛んだ。
凉「 いっっ！」
声にならない程の痛みなのか一瞬で離れて
唇に手を抑えている。
でも、そんなの知らないし。
「 凉君、最低だね 」
凉「 ...え 」
「 私、先輩のこと忘れたいとか思ってないっ 」
「 ...好きなのに、なんでこんなことされなきゃダメなのっ 」
凉「 ...A、」
「 来ないでっ 」
もし明日、噂なんかでも回ってたら
絶対...先輩に...
ああ、やだ、全部崩れちゃう
やっと少し仲良くなれて縮まった距離が
幻滅されて終わっちゃう
そう思えば、また涙が溢れて止まらなくて
心配して近寄ってくる凉君から逃げるように教室を出た。
「 もう、関わらないで 」
一応 その言葉を残して。
可憐にも一度言われたことがある
先輩を思うことはいいけど
その間、Aは自分で幸せ逃してるんだよ？
って。
それはつまり
凉君みたいに私のことが好きな人は多くいて
でも 先輩の存在があるから振って幸せになれない
そういうこと。
でも、好きじゃない人と付き合って
それで幸せになれるかって言われたら違う気がするし
私が幸せになれる時は
きっと
「 ...っ、」
先輩と付き合った時にあるはずだから
涙が止まらなくて苦しい恋でも
諦めれないの。
「 先輩...っ、やだよっ 」
私の声は 暗い空に吸い込まれて消えて
このまま全部無くなっちゃうんじゃないかと
怖くて 胸を手で強く抑えた。
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ゆっぴ - めっちゃキュンとしました。 (2021年8月20日 9時) (
レス) id: 3444bbd4e6 (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - しゃねるさん» ありがとうございます〜！！！（＾_＾） (2018年8月15日 20時) (レス) id: c5ebfa47eb (このIDを非表示/違反報告)
しゃねる(プロフ) - もう…ほんとおめでとうございます！引き続き頑張ってください！ (2018年8月15日 18時) (レス) id: 2443469126 (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - しゃねるさん» しゃねるさん、ありがとうございます！おかげで完結できましたっ！ (2018年8月15日 12時) (レス) id: c5ebfa47eb (このIDを非表示/違反報告)
しゃねる(プロフ) - 真子さん» わああああ！！！おめでとうございます！！泣 はい！もうたくさんたくさんかきます！^ ^ (2018年8月15日 9時) (レス) id: 2443469126 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真子 | 作成日時：2018年7月6日 18時
