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その後、かなり集中していたらしい私は
外が既に赤く染まっていることに気付かなかった。
「 わ、もう帰らないと 」
時間を忘れるってこういうことか〜、なんて
考えながら隣を見ると
「 嘘... 」
本を読みながら寝落ちしたのか
私の方に顔を向けてすやすや眠る先輩の寝顔があった
やばい...レアすぎる
すかさず携帯を取り出して写真に収める。
...可愛い
こうしてよく見ると
まつ毛が凄く長くて、鼻筋が通ってて
「 サラサラ... 」
気づけば、私の手は先輩の頭に伸びていた。
...なんか私変態みたいじゃん
そうは思っても、撫でるのは止められない
ふふふ、先輩ったら無防備〜
...なんて、平和に終われるはずもなく
突然
ガシッと私の腕を掴まれた。
全てがフリーズした私の体
目だけでも先輩の顔へと移動すると
手「 何勝手に触ってんの 」
閉じていたはずの目が私を鋭く睨んでいた
「 あ...や、これは違くて 」
手「 変態 」
「 そ、そんなんじゃ！」
手「 ないことないよな 」
なんて、その言い合いをしている内に
「 ふふふっ 」
面白くなって笑うと、先輩は大きく溜息をついた
まあそれは明らかに 呆れられた合図なんだけど
私は 先輩と言い合いできるのが嬉しくてたまらない
手「 チビは変態でドMか 」
「 もうなんでもいいですよーだっ！」
手「 ...だるい 」
先輩のそういう言葉が、胸に刺さらないのは
優しさがその中にあるからで
「 先輩好きです、帰りましょう 」
手「 意味わかんねえ 」
調子に乗って、またこんなこと言ってしまう
ドキドキして、ヒヤヒヤして、
感情が 行ったり来たりするけれど
結局いつも最後に残るのは
愛しさ、で。
幸せだな、なんて
思って終われた一日なら良かったんだけど。
『 祐也君、ちょっといい？』
やっぱり壁は多かったみたい
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ゆっぴ - めっちゃキュンとしました。 (2021年8月20日 9時) (
レス) id: 3444bbd4e6 (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - しゃねるさん» ありがとうございます〜！！！（＾_＾） (2018年8月15日 20時) (レス) id: c5ebfa47eb (このIDを非表示/違反報告)
しゃねる(プロフ) - もう…ほんとおめでとうございます！引き続き頑張ってください！ (2018年8月15日 18時) (レス) id: 2443469126 (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - しゃねるさん» しゃねるさん、ありがとうございます！おかげで完結できましたっ！ (2018年8月15日 12時) (レス) id: c5ebfa47eb (このIDを非表示/違反報告)
しゃねる(プロフ) - 真子さん» わああああ！！！おめでとうございます！！泣 はい！もうたくさんたくさんかきます！^ ^ (2018年8月15日 9時) (レス) id: 2443469126 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真子 | 作成日時：2018年7月6日 18時
